- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592876977
感想・レビュー・書評
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BLはファンタジー!!ヾ(≧▽≦)ノ
擬人化昆虫シリーズ第3弾。
遠い昔、地球に栄えていた文明は滅亡し
人類は生き残るために強い生命力を持つ節足動物と融合した。
今の人間は、虫の特性を受け継ぎ弱肉強食の
『強』に立つハイクラスと『弱』に立つロウクラスとの二種類に分かれている
ブラジリアンホワイトニータランチュラ(ハイクラス) 七雲陶也と
カイコガ(蚕の成虫・ロウクラス) 蜂須賀郁君の恋物語!!
カイコガの郁は、体も弱く口もきけないながら懸命に生きていた、が
そんなある日、継父に連れられとあるパーティへ
そこで他のハイクラスに絡まれてるところ、そこに居合わせた陶也に助けられる
それから2年後、郁はその事を覚えていたが陶也は…
大学の共通の友人を介して密かに憧れていた陶也とお付き合いする事になった郁
陶也は持てるモノを全て持つ事が出来るハイクラスだけど
そんな自分、環境に飽き飽きしてて郁とは暇つぶし程度の気持ちで付き合う事に
郁の体の弱さに手余ししてた陶也だが……
自分の寿命の短さを自覚してて一生懸命に生きる郁をみているうちに
自分でもよく分からない感情が芽生える
陶也は1作目では凄く悪い子だったのに(¬w¬*)ウププ
恋をして人って変わるもんだなぁ……の典型的見本!!Σq|゚Д゚|p詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった 。 誰だってぐらい!!!180度変わった陶也に・・・・・・ビビった~~~なんてか・・・奇跡の純愛やね。。。
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切なくてよかった。
普段、健気で弱い感じの受けは好きじゃないんだけど、攻め目線が多かったので気にならなかった。
シリーズ前2作は読んでなかったんだけど、読んでみたくなった。 -
ムシ3冊目。同人誌で既読だったので免疫できてるし、と思ったら大間違い。やっぱり涙腺決壊だったのでした…
街子マドカセンセのイラストが入ると、また一段とウルウルさせられてしまいます。
「愛の巣へ落ちろ!」で悪役だった、陶也のスピンオフです。見た目はステキだけど、ロウクラスをバカにしていてものすごく嫌なキャラでしたよね。
そんなタランチュラの陶也と、虚弱で短命だとされているカイコガの郁の切ない恋物語です。
郁がシリーズ最虚弱体質。口がきけません。でも、自分の存在価値や、生きることの意味を求めて一生懸命がんばっている芯の強さがあります。陶也との交流は筆談なんですが、これが心にじんわりきます。書くことで意思疎通することがごく自然に感じられて、後々まで残る文字がただ話すよりも深さ重さがあることに気づかされます。
最初は嫌な奴だった陶也が、郁と関わることによって変わっていくのがとてもよかったです。郁を心から愛するようになって人としてどんどん成長していく姿がいいんですよね。恋ってここまで人を変えるんだ!ってくらい。
生きることの意味すらも考えず、何となく日々を送ってきた陶也が、ちっちゃくてバカにされながらも必死で自分に恋する郁に出会って人生観が一転します。そして、その後、今まで自分のやってきたことの反動のように、胸が張り裂けそうな出来事が次々と押し寄せてきて。
泣きました。
二人に幸せな思い出があるからこそ、悲しくて切ないんです。
郁って、ちっちゃくてかわいいけど、陶也より年上なんですね…そんなところに萌えたりしました。虚弱体質ですぐ熱を出して弱ってしまう郁のことを、義父をはじめ周囲はまるで腫れ物を触るように扱います。それが郁には重荷だったりします。申し訳ないと思う反面、自分が死んだらまわりはほっとするんじゃないかと思い、そんなのはイヤだと淋しさを感じている郁にまた涙です…
今回の憎まれ役は篤郎なんですが、彼にも昔の幸せだった回想シーンがあって切なかったです。篤郎のせいで、郁がとんでもない目に遭う痛いシーンはお約束。直截的には描かれていないけど痛いです。篤郎改心の続編があるんでしょうか?
ショートだけどロマンティックで甘い書き下ろしがあって癒されました。 -
陶也くんの変貌(成長?)ぶりがすごいです。