日出処の天子 (第7巻) (白泉社文庫)

  • 586人登録
  • 4.03評価
    • (114)
    • (41)
    • (101)
    • (3)
    • (0)
  • 39レビュー
著者 : 山岸凉子
  • 白泉社 (1994年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592880578

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

日出処の天子 (第7巻) (白泉社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 報われない恋ほど美しいものはないのだけれど。

  • 一気読みいたしました。神社検定を終えたばかりでその記憶もあって大変興味深く読ませていただきました。
    名前でしか記録されていない人々がそれぞれ独特な性格を与えられて動き出す。漫画って凄い芸術だと思いました。
    美しい絵にもなっとく、うつくしすぎる厩戸皇子にも魅せられました。

    次は泊瀬部皇子の「怨霊になった天皇」でも読んでみようかと思います。
    息子の蜂子皇子の異形さを見られなかったのが残念です。
    この方の日本の神話、歴史に基づいたお話をもっともっと読んでみたいです。

  • 今年の誕生日に読んでた本
    読み終わったら、なんだか自分もニヒリストになってしまい、回復に時間ががかかった。
    もっと若い頃に読んでいたら、かなり衝撃を受けて、しばらく立ち直れなかったかもしれない。
    ほとんど誰も幸せにならない、誰も救われない。

  • 文句なしの五つ星。


    毛人と王子がお互い求め合っての邂逅。
    王子の恥も外聞も棄てた必死の説得は、この人の人間らしさが感じられた。

    毛人の、同一性だからこそ一緒になってはならないって言葉にめちゃくちゃ納得いきました。いまでこそ性に対して寛容だけど、この頃同性愛って言う概念自体あったのかなぁ。


    毛人が言うように、人は次に繋げる、何物かを成すっていう目的のために生きるなら、それを拒んだ王子の血縁が山背で絶えるのは理にかなってるんですね。


    にしても王子も馬屋古も妖艶すぎるー

  • 人はひとりではいきられないのだろうか。
    ひとりでは不完全なのだろうか。

    ひとつの答えとして、毛人は
    この世は男と女の二つで成り立つと云う。

    毛人は厩戸も布都姫も愛しているのだろう。
    そして布都姫を選んだ。
    「女と男は対になることで生み出されるものがある。
    男である私と男であるあなたが一緒になっても先に進まない」と
    毛人は答えを出したのだ。

    厩戸は自分と同じものを求め
    毛人は自分とは違うものを求めている。

    厩戸が女であったならなにか違ったであろうか。
    毛人は愛したかもしれない。
    けれど、厩戸は毛人を愛して幸せになれただろうか。

    厩戸の心は複雑だ。深い傷がある。

    人には理解できないほどの天才であるがゆえの孤独ではなく、
    母の愛に飢えている。

    彼は幸せだったことがないのだ。

    毛人を失った瞬間、永遠に誰も救うことはできない。
    孤独が続く。

    読んでいて虚無感に飲み込まれそうになる。
    無駄だとわかっていても活きてゆく厩戸の強さは凄まじい。

    最後になって厩戸の冷酷さは
    生きるのびるために彼には必要なことなのだと理解できる。

    哀しい。なんだろうこの哀しさは、
    人はみな哀しいのかもしれない。

  • 高1の時に読みました。

  • 「聖徳太子」という題材から、ここまでの話を描ける山岸先生の力に脱帽。読んでよかったです。

    私は本を読み終えた後、しばらくその本の世界に浸ってしまう人なのですが、これも例にもれずそんな感じに。
    読み終えた後の何とも言えない感じが、深く心の中に突き刺さってきます。

    「日出処の王子」は、厩戸王子(聖徳太子)を題材にしたお話。
    ……との前情報を全く知らず、友人が読んでいた・昔の漫画が読みたいという理由だけで買ったのですが、どんどこ「日出処の天子」の世界に引き込まれていきました。全7巻とは思えないほどの読み応えです。

    厩戸王子は蘇我毛人に惹かれているという、まさかBL的な要素を含むお話だと思ってなかったのでびっくりはしましたが(笑)、それでも最後、ふたりが男同士である理由を語られたときには、悲しくなりました。

    最初は毛人や他の登場人物を通して厩戸王子を見ていた私(読者)が、いつのまにか私視点で厩戸王子を見て、孤独を感じる彼が時々見せる柔らかな表情に私が惹かれていたような気がします。笑
    赤ちゃんをだっこして笑う彼とか見るとすごい安心したんだよ……

    話は厩戸王子が摂政になるところで終るのですが、もうちょっと先を見たかった気がしないでもない。でもこの終わり方でいい気もする…ああほんと胸が詰まる。

    今日5~7巻まで一気に読んだせいか、まだまだ頭がぼんやりしてます…。

  • ネグレクト?が子にどう影響するか根深い。どうして厩戸はそれに気づけないかなあ?毛人でも気づけたことなのにちょっと疑問だ。
    馬屋古女王は、厩戸と毛人ができてしまっていたらこうなっちゃうよって意味の話だと思う。山背王子はいろいろ疑問だらけで興味ある。日本書紀読みたい。

  • 2016.10.8市立図書館
    いよいよ最終巻は三分の二までがエピローグ+後日譚「馬屋古女王」、心破れ孤高の道を歩むことになった厩戸の子孫らの行く末がかなしすぎる。
    巻末に歴史年表、解説は水木しげる!

  • まさかあんなに厩戸王子が大告白するとはなあ…。まさか王子がこんな痛々しい有様になろうとは。…好きです、そういうの好きですが。
    毛人…毛人は悪くない、と言うべきところなんだろうなあと思いつつ、毛人を責めずにはいられないこの心境…。
    ああー……鮮やかな…終末…。
    そうか…そうかー…。

全39件中 1 - 10件を表示

日出処の天子 (第7巻) (白泉社文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

日出処の天子 (第7巻) (白泉社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

日出処の天子 (第7巻) (白泉社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

日出処の天子 (第7巻) (白泉社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする