綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1994年6月22日発売)
4.10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592880615

感想・レビュー・書評

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  • 文庫では、コミックス未収録の最終話が掲載。その手前の話で終わるよりは救いと希望のある話だったと思う。でもコミックスは1巻が傑出していてこちらも捨てがたい。「夏の終わりのト短調」と同時収録というところがスゴイのです。

  • 何度も読み返してしまう一作。

  • 文庫版全4巻。大島弓子を知った一冊。チビ猫の目を通して人間の世界を見ると、ほんわかしてきます。

  • 初期の大島作品は思春期のピリピリに疲れるものが多いが、この作品はその時期を終え、人の心の捉え方、空気の澄んだ色などに、感性の鋭さに暖かみが加わって深さを増したような感じがする。

  • 何度読んでも味わい深い名作。文庫版は全4巻。

    拾われて諏訪野家に来た「チビ猫」は、いつか人間になれると思っていたけれど、銀猫ラフィエルに、猫は猫のままで死んでゆくことを教えられる。そして架空の国、綿の国の話も。思いのままに行動するチビ猫に、周りの人間も猫も振り回されて事件が起こるけれど、それをきっかけとして成長したり前に進んだりしてゆく。 猫から見た世界は本当はこんな世界ではないのだろうけれど、こうだといいなと思ってしまう、繊細なファンタジーの世界。

  • 解説の永田萌さんの言葉
    「ファンタジーは、どこかにきちんとした現実が裏打されてないと、ファンタジーとしての輝きを発揮することができない。まるっきりのとっぴょうしのない作り話では、心に触れる感動が希薄になる。」
    秀逸である。

  • 綿の国星 漫画文庫 全4巻 完結セット (白泉社文庫)
    猫になりたい・・・ふんわかした気持ちになれる。

  • 一番好きな類いのお話。
    猫部ねこ?の『ねこねこファンタジア』を思い出すけれど、むしろあの作品がこちらのオマージュなのかな?
    ファンタジーに富んでいるし、その上、チビ猫がじわじわと成長していきそうな予感。
    物知りになると楽しいけど、つまんなかったり、悲しかったりすることもあるね。
    続きはどうなっていくんだろうか?
    楽しみだ

  • 人間の男の子に恋しているチビ猫が可愛い。この作品は「綿の国が欲しい」なので「わたのくにほし」が正しいそうだ。(作者が巻末に述べているので)ふわふわずっと夢の世界にいたいような気持ちにさせてくれる暖かい作品。

  • この作品は、各巻で独立しているように見えて繋がっている。1巻から順に読むと、物語の構造の変化がわかる。私は4巻から読んで失敗しました。。

著者プロフィール

栃木県生まれ。短大在学中に『ポーラの涙』でデビュー。昭和53年より「月刊ララ」に掲載された『綿の国星』は、独特の豊かな感性で描かれ、大きな反響を呼ぶ。『ミモザ館でつかまえて』『夏のおわりのト短調』『パスカルの群』など著書多数。

「2011年 『グーグーだって猫である6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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