- Amazon.co.jp ・マンガ (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592880615
感想・レビュー・書評
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文庫では、コミックス未収録の最終話が掲載。その手前の話で終わるよりは救いと希望のある話だったと思う。でもコミックスは1巻が傑出していてこちらも捨てがたい。「夏の終わりのト短調」と同時収録というところがスゴイのです。
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何度も読み返してしまう一作。
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文庫版全4巻。大島弓子を知った一冊。チビ猫の目を通して人間の世界を見ると、ほんわかしてきます。
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初期の大島作品は思春期のピリピリに疲れるものが多いが、この作品はその時期を終え、人の心の捉え方、空気の澄んだ色などに、感性の鋭さに暖かみが加わって深さを増したような感じがする。
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何度読んでも味わい深い名作。文庫版は全4巻。
拾われて諏訪野家に来た「チビ猫」は、いつか人間になれると思っていたけれど、銀猫ラフィエルに、猫は猫のままで死んでゆくことを教えられる。そして架空の国、綿の国の話も。思いのままに行動するチビ猫に、周りの人間も猫も振り回されて事件が起こるけれど、それをきっかけとして成長したり前に進んだりしてゆく。 猫から見た世界は本当はこんな世界ではないのだろうけれど、こうだといいなと思ってしまう、繊細なファンタジーの世界。 -
解説の永田萌さんの言葉
「ファンタジーは、どこかにきちんとした現実が裏打されてないと、ファンタジーとしての輝きを発揮することができない。まるっきりのとっぴょうしのない作り話では、心に触れる感動が希薄になる。」
秀逸である。 -
綿の国星 漫画文庫 全4巻 完結セット (白泉社文庫)
猫になりたい・・・ふんわかした気持ちになれる。 -
一番好きな類いのお話。
猫部ねこ?の『ねこねこファンタジア』を思い出すけれど、むしろあの作品がこちらのオマージュなのかな?
ファンタジーに富んでいるし、その上、チビ猫がじわじわと成長していきそうな予感。
物知りになると楽しいけど、つまんなかったり、悲しかったりすることもあるね。
続きはどうなっていくんだろうか?
楽しみだ