- Amazon.co.jp ・マンガ (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592880615
感想・レビュー・書評
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幼稚園か小学生の頃か一度だけこのビデオを観たことがある。小さい子猫が一面トイレの国に行こうって。砂漠をトイレだって?!っと幼心にも強烈な印象を遺していった作品だった。どんなビデオの結末だったのか記憶にないけれど、チビ猫が人間になりたいって頑張ってるのが切なくて、もう一度観たいって思ってた作品。が、本屋に平置きされていた。一目観て、まさか?!と、思いあらすじ読んでビンゴ。即購入、読了。自分の産まれる前の作品だったけれど面白いし、絵の構図も可愛らしい。
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諏和野時夫という青年に拾われた一匹の子猫。この猫が主役で、諏和野家の人々や周りの人間、猫たちの物語が描かれています。
主役のチビ猫がもうとっても!! かわいいのです!!!
猫耳にふわふわな髪の毛、エプロンドレス…。性格もかわいい。
擬人化された姿なのは、チビ猫が、自分はいつか人間になれると信じてるから。実際は普通の猫です。
他の猫たちも擬人化で出てくるけど、これも普通の猫。
優しくかわいらしくリリカルで、やわらかくファンタジックで甘い世界…と同時にそれだけではないなと思うところがあります。
ほろ苦く悲しく切なくて…、また、ユーモラスなところもある。ときおりふと肩の力が抜ける感じのユーモア。それらの塩梅がとてもよいのです。
不思議な味わいがある。
一話完結なのですが、最初の話が、読み切りだったのかなと思うくらいまとまっています。
最後の3ページが好きです。 -
長い間、借りたままだったのをやっと読みました。
なんとなく「今日は大島弓子っていう気分じゃないんだよな〜」と先延ばしにしてしまっていたのですが、こんな長雨に閉じ込められているときに読むとしっくりきます。
『綿の国星』を長らく読まずにきたのはチビ猫のキャラクターがかわいすぎて、甘すぎる気がしていたから。
実際、後半はちょっと甘すぎる感じがするのだけど、子猫を食べてしまった母猫や、死なせるくらいなら食べてしまえばよかったと思う母猫の話、飼い主の老婆そっくりの若猫など、ところどころにドキッとするエピソードが入っている。
人は、猫は、なぜ死ぬんだろう。
死んだらどこへ行くんだろう。
予備校(実際には井之頭公園あたり?)や、夜の竹林や、土砂降りの雨の中、家に帰るチビ猫とか、見開きページにやはり時々ドキっとする場面があります。
チビ猫がずっとかわいいチビ猫のままで、ホワイトフィールドに成長する展開が描かれなかったのは残念。
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うちの本棚には萩尾望都先生と大島弓子先生のコーナーがあります。
どんな絵本より可愛らしい。 -
奇跡のような一冊。
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チビの眼を通して語られる世界はとてもにぎやかできらきらしている。どこか懐かしい絵柄だと思ってはいたが、幼い頃愛読していた「ちびねこ」の元の作品だったとは!
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最古の猫耳と聞いて。
昔の少女漫画は軽さも重さも明るさも暗さも含んでいるね。 -
文庫では、コミックス未収録の最終話が掲載。その手前の話で終わるよりは救いと希望のある話だったと思う。でもコミックスは1巻が傑出していてこちらも捨てがたい。「夏の終わりのト短調」と同時収録というところがスゴイのです。
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何度も読み返してしまう一作。
綿の国星(ΦωΦ)もお好きなんですね(^^)
自分、全巻持ってて、時々読み返して綿の国星ワールドにはまって楽しんでおります(...
綿の国星(ΦωΦ)もお好きなんですね(^^)
自分、全巻持ってて、時々読み返して綿の国星ワールドにはまって楽しんでおります(ΦωΦ)
本年も宜しくお願いします。寒いので猫は縮こまって活動が滞っておりますが、ゆっくり日常を取り戻します(実は風邪でダウンして...
本年も宜しくお願いします。寒いので猫は縮こまって活動が滞っておりますが、ゆっくり日常を取り戻します(実は風邪でダウンしていました)
> 全巻持ってて、時々読み返して
良いなぁ~猫は単行本を持っていたのですが、実家に預けていた本は全て処分されちゃったので、、、今は読めません(泣)
こちらこそ今年もよろしくお願いします(^^)
体調は良くなりましたか?寒いのでご自愛くださいませ。
昔は、愛蔵版持っていた...
こちらこそ今年もよろしくお願いします(^^)
体調は良くなりましたか?寒いのでご自愛くださいませ。
昔は、愛蔵版持っていたけれど、引っ越しするうちに散逸し、古本屋で文庫版を全巻買い直しました。絵が小さいのが難ですが…。
絵も、お話もすごーくいいですよね~(=^・^=)