おはなしおはなし: アフリカ民話より

著者 : ゲイル・E.ヘイリー あしのあき

• ほるぷ出版 (1976年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

アフリカの民話には、かならずといっていいほど、クワク・アナンセというクモ男がでてきますが、クモ男の話でなくとも、「クモの話」という場合が多いようです。本書は、その「クモの話」の由来を語ったもの。これは、世界中どこにもお話のなかったむかし、むかしの話です。お話は、ひとつのこらず空の王者ニヤメが持っていたので、クモ男のアナンセがそれを買いとろうと、クモの糸のはしごをあんで空にのぼり、空の王者と交渉します。ところが、ニヤメは、"ガッブリかみま"のオセボ・ヒョウ、"チックリさしま"のムンボロ・クマンバチ、"コッソリいたずらま"のモアチアようせいを持ってこいといったのです。アナンセがどうやってその難題をこなしたかという話が、巧みな文章と、アフリカの匂いのする美しい木版画で語られています。1971年度のコルデコット賞を受賞。5歳から。

感想・レビュー・書評

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年6月3日]

1971年　コールデコット賞受賞作品
アフリカの民話
「アフリカの民話には、かならずといっていいほど、クワク・アナンセというクモ男がでてきますが、クモ男の話でなくとも、「クモの話」という場合が多いようです。本書は、その「クモの話」の由来を語ったもの。これは、世界中どこにもお話のなかったむかし、むかしの話です。お話は、ひとつのこらず空の王者ニヤメが持っていたので、クモ男のアナンセがそれを買いとろうと、クモの糸のはしごをあんで空にのぼり、空の王者と交渉します。ところが、ニヤメは、"ガッブリかみま"のオセボ・ヒョウ、"チックリさしま"のムンボロ・クマンバチ、"コッソリいたずらま"のモアチアようせいを持ってこいといったのです。アナンセがどうやってその難題をこなしたかという話が、巧みな文章と、アフリカの匂いのする美しい木版画で語られています。1971年度のコルデコット賞を受賞。5歳から。」

[はなさんの感想 · 2019年10月20日]

5分

[小柳小学校さんの感想 · 2019年10月20日]

2019　　2-2
5分

[大手前大学・大手前短期大学 伊丹図書館さんの感想 · 2019年2月16日]

＜閲覧スタッフより＞
この物語は、むかし世界中のどこにも「お話」がなかったころ、どのようにして「お話」が人間界に生まれたのかという面白い作りになっています。アフリカらしい美しい版画で語られています。
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所在記号:726.6||ＨＡＧ
資料番号:20045804
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[虎目 梨那さんの感想 · 2018年11月14日]

なかなか面白い。

[april-catさんの感想 · 2014年10月30日]

数少ないストーリーテリングの持ちネタがアナンシの話なのですが、
そのアナンシの物語はここから始まるのだなぁ、と思うと
とても感慨深いものがあります。

ここでのアナンシはクモ男とはいいながらちょっと骨張ったただのおじいさん。
昔、空の王様が物語を独占していたのだけど、
アナンシは王様から出された難題をうまく解決して、
みんなに物語を解放してもらうという話。

[1122jijiさんの感想 · 2013年11月29日]

主人公がうまいことひっかけていくのがスッキリして面白い絵本！

[うない研究者支援センター さんの感想 · 2013年8月28日]

寄贈本
状態：貸出可
※利用対象者：本学の教職員と学生に限ります。

[kaobulogさんの感想 · 2011年12月28日]

クモができるまでの話。
すごいひきこまれていったはずなんだけど、
読んだ日からだいぶ日がたってしまってオレンジの色しか覚えてない…