- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593501953
感想・レビュー・書評
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「元気なころのおじいちゃんと孫娘のなにげないやりとり。老いとはなにかを考えさせながら、絵本作りの名手バーニンガムが、かけがえのない生についてすがすがしく描き出します。クルト・マッシュラー賞受賞作。]
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「よく来たね、元気かい?」〝虫も天国に行くの?〟「縫いぐるみのクマが女の子だなんて、知らんかったよ」〝お爺ちゃん、このお家も船になる?〟「こりゃ、素敵なチョコレ-ト・アイスクリ-ムだね」〝チョコレ-トじゃないわ、苺よ〟「釣れたら、晩ごはんのおかずににしよう」〝もし、クジラが釣れたら、どうするお爺ちゃん?〟・・・祖父と孫との関係は、会話が噛み合わなくったって、ちっとも不思議じゃないホノボノ絵本。作者は、映画「チキ・チキ・バン・バン」に登場した空飛ぶ自動車の設計者だそうな。翻訳は谷川俊太郎さん。
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おじいちゃんとは会話がちぐはぐ。でもお互い気にしない。時にはけんかもする。女の子のペースに合わせておじいちゃんは遊んでくれる。やがておじいちゃんは病気になり、最後には主人のいない椅子が残される。せつない。楽しくやさしい思い出がいっぱいあるだけに。
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左のページと右のページで、見たこともないような関連性(構成)を持たせながら、進む作品。
大好きなジョンバーニンガム先生の作品で、絵のタッチも、色合いもすべてが優しい。
最後には少し悲しさがこみ上げる作品でした。 -
女の子がおじいちゃんに会いに来ました。二人の日常がちぐはぐでもあり、楽しくもあり、でも、よく見ると夏だったり冬だったり、お互いに自己ちゅうだったり。「むしも天国にいくの?」「おじいちゃんも赤ちゃんだったことあるの?」「もしクジラが釣れたらどうする?」谷川俊太郎さんの訳がいい。これは大人の絵本ですね。
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文と絵が、絶妙に絡み合っている。見開きごとに、少女とおじいさんの大切なワンシーンが描かれていて、ページをめくるたびに、積み重なっていく二人の思い出が深く深く自分の心にも響いてくる。
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谷川俊太郎さんが訳だというので、目に留まり
ジョン・バーニンガムさん作というので、飛びつきました。
これ、きっとこどもたちはピンと来ないだろうな。
おじいちゃんと孫の、かみ合わない会話がリアルで切なくて。
でもきっと、それでいいんだろうな。
会話がちぐはぐだろうと、大切で大きな存在。
ちいさなえほんや「ひだまり」さんセレクト、”10才までに読みたい、こころが豊かになる110冊”より。/ami -
谷川俊太郎さんが訳だというので、目に留まり
ジョン・バーニンガムさん作というので、飛びつきました。
これ、きっとこどもたちはピンと来ないだろうな。
おじいちゃんと孫の、かみ合わない会話がリアルで切なくて。
でもきっと、それでいいんだろうな。
会話がちぐはぐだろうと、大切で大きな存在。
ちいさなえほんや「ひだまり」さんセレクト、”10才までに読みたい、こころが豊かになる110冊”より。 -
おじいちゃんとの会話って噛み合ってるようで噛み合ってない感じ。
でもだからなんだかいい感じ。 -
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「敬老の日」「おじいちゃん」に。