魔術師キャッツ

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 251
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593502745

感想・レビュー・書評

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  • T・S・エリオットの詩に、エロール・ル・カインの絵、そして詩人の田村隆一訳という、理想のトリオによる『キャッツ』の第2弾。お話自体はきわめてシンプル。むしろ言葉の響きやリズムを楽しむもの。「大魔術師ミストフェリーズ」と「マンゴとランプルの悪ガキコンビ」の2話を収録。絵も内容も前者が優る。表紙はそのハイライトシーン。夕暮れ時の絵も素敵だ。また、そのつど表情の変わるネコの眼も見どころの一つ。ただし、ル・カインが目当てで、最初の1冊にというのなら、本書はお勧めしない。これは、最初にあげたトリオを楽しむものです。

  • この本の絵を描いている、エロール・ル・カイン氏の展覧会へ行って、
    彼やこの本を知りました。
    とても繊細で美しい絵を描く方です。

    読んだことがないので、いつか読んでみたい。

  • 図書館で借りてきた本。
    ハヅキ(3歳9ヶ月)が自分で選んできた本。
    話が難しくて長いので、ハヅキは飽きてしまう。
    まだ途中までしか読んでないけど、返すことにします。
    もう少し大きくなったらまた借りて読もう。

  • なんて可愛い絵本っ!!

    「大魔術師ミストフェリーズ」
    「マンゴとランプルの悪ガキコンビ」
    どっちも猫のお話です。

    ミャミャーン、クルリン!
    猫好きにはたまんないっすねっ

  • 魔術師と泥棒猫コンビの二編収録。Mr.ミストフェリーズ!夜空のマントがカッコイイな。ミュージカルでもセンターポジションの多い花形。そして泥棒猫のマンゴジェリーとランプルティーザが絵師カイン氏の遺作なんだそうな。もっと他の猫も描いて欲しかったかもしれない。まー、どれを読んでもミュージカル曲が脳内再生されます。猫にご挨拶を~、Oh!キャット!!(*´Д`)ノ♪

  • 大好きすぎる、「キャッツ」本!
    ミストは、気ままでネコらしいネコちゃん。

  • 言葉のリズムの良さにぐいぐい引き込まれ、とりこになる。
    それがもう彼の奇術を見たかのような臨場感。
    現実逃避にはもってこい。
    彼の優雅な掴みどころのなさったら、それはもうすてきなものです。

  • ★P.N タガー さんのおすすめコメント★

    大魔術師ミストフェリーズ、マンゴとランプルの悪ガキコンビが大活躍!
    エロール・ル・カインの美しい絵にもうっとりする一冊。
    大人も楽しめる素敵な絵本です。

    OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=9000313543

  • 「大魔術師ミストフェリーズ」と「マンゴとランプルの悪ガキコンビ」の2編が載っている。
    どっちも猫の話。

    テンポがよくてリズムよく読める。
    絵は偶然にもさっき読んだル・カイン。
    しかもこれが最後の作品だそうだ。
    ル・カインの画風は独特で見分けやすい。

    -----------------------------------------------------
    2015年3月14日、再読。

    「大魔術師ミストフェリーズ」
    大魔術師、ミスター・ミストフェリーズを称賛する言葉でページが進む。
    本当に不思議な猫なのか。
    ただのねこちゃんに思えるけれど、真相はいかに。
    夕方から夜の切り替わりのマントとか、暖炉の前にいたと思ったのに屋根の上にも、という部分が好き。

    「マンゴとランプルの悪ガキコンビ」
    窃盗ねこコンビ。
    お肉を盗んだり、ネックレスと盗んだり、花瓶を割ったり…。
    悪い猫なのに、語り口のリズムがよくて楽しんでしまう。
    大きなお肉が盗まれて今日のごちそうはありません、と嘆くところが笑える。

    文章のリズムがいいと思ったら作者は詩人だった。
    ル・カインの遺作だったとは…。
    どっちも忘れていた。

    ミュージカル「キャッツ」のもとになった絵本だとか。
    劇団四季の広告、最近も出ていた気がする。

  • 魔術師キャッツのかわいい絵本

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著者プロフィール

1888年ー1965年 アメリカ・セントルイスに生まれ、1928年、イギリスに帰化。『荒地』を発表、詩人としてゆるぎない名声を確立。1948年、ノーベル賞受賞。

「2015年 『キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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