英国情報局秘密組織チェラブ Mission7

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 59
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593533978

作品紹介・あらすじ

英国情報局の裏の組織、CHERUB(チェラブ)は、17歳以下の子どもが活躍する極秘のスパイ機関。武器密売に手を染めたロシアの航空会社の腐敗をあばくため、ジェームズはモスクワの北西約三百キロのちいさな街に派遣された。MI5の工作員ふたりとともに、実権をにぎる新興財閥にのりこみミサイル売買の証拠をつかめ、というミッションだった。だがMI5の工作員は殺害され、危ういところで逃げ出したジェームズにはふたりの死亡に関与したとの疑いがかかった…。

感想・レビュー・書評

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  • 二つの事件が平行に起こっててこんがらがる
    よりハードな事件が出てきて辛くなってくるね
    ケリーのことも悲しいし
    スカッとさせてほしいんだけどなぁー
    外国のYAらしく恋愛が移り変わるのだけは馴れそうにないや

  • おもしろかった。
    いろいろなことが同時に進んでいて、飽きなかったです。

    デーナは好きだけど、なんていうか、ジェームズはケリーのことをあまり考えていないというか…ちょっと残念でした。
    最後に書いてあったけど、新しい二人の関係はまずまずのようだし…。続きが楽しみです。

    この巻で一番おもしろかったのは、フードファイトです!

  • Mission7疑惑。原題は the Fall~ジェームズはモスクワ北西300kmのエアロシティーという航空産業都市でミッション遂行中だ。ソ連解体中のゴタゴタで財閥に成り上がったデニス・オビディンが国産ジェット機開発に失敗して英国のヒルトン航空宇宙会社からエンジン提供を受ける一方,ミサイルなどの売り付けをやっており,その尻尾を掴むためデニスの息子の英語教師を引き受けて盗聴器を取り付け,大人のMI5部員を助ける危険のない役回りの筈だった。ロシア人夫婦がイビディンとの商談に出掛けていき帰ってこない慎弥,地元警察がアパートに殺到し,ジェームズを捜すが,警察署長でデニスの弟の太腿を奪った拳銃で撃ち脱出したが町から単独で脱出することは不可能だ。大人の応援が必要だが,携帯は持って出られなかった。無人のアパートで鳩を捕まえるなどのサバイバルを続けるが,連絡するため,裕福そうな女性を襲い携帯電話を奪うが,地元の不良に手配外国人として見つかって暴行を受け,賞金と引き替えに身柄を引き取ったのはオビディンの警備員の一人であるが,実はCIA要員で,傷の手当てを行って隠れ家を受け渡し一人で脱出してしまった。MI5の要員が独裁者デニスを殺害し,逃げ損なって死体となったというのが捨て台詞だ。ようやく迎えに来た応援と,ヒルトン社のプライベートジェットで脱出したが,ジェームズは重傷でヘルシンキを経由して帰国したが,MI5要員の変死にチェラブが係わっているとして,ジェームズの資格は停止された。その間,妹ローレンは鬼教官がキャンプ中に飲酒して心筋梗塞で倒れたのを救い,兄の15の誕生日パーティーを催し,大型ボートでロシアからやってきて遭難したアンナという少女の心を解きほぐして情報を引き出すミッションのためにブライトンに赴いた。ジェームズの退屈を紛らわすためにメリルとパイクは,高所恐怖症の男児を立ち直らせる訓練教官助手の役割を振ってきた。MI5やCIAとの折衝は,チェアウーマンの夫・ユーアトが担っているが,はかばかしい進展はない。パイク教官はミッション管理棟のカードキーをジェームズに渡し,何を握っているか探れと唆す。カールフレンドのケリーに相談しても素っ気なく,単独で乗り込んで書類を調べていると,ドアをノックしてきたのは罰掃除を命じられたデーナだった。デーナの協力を取り付けて,書類を持ち出し調べると,サーの称号を持つヒルトン氏は下院議員で情報副大臣の息子を首相にすべく,不安要因を取り除いている姿が浮かびあがってきた。ユーアトの目的は金か,地位か。裏切られたと感じたジェームズとデーナは,人に会う約束のメモを見つけ,車を持ち出してユーアトの尾行をすると,ユーアトを尾行して証拠を奪おうとする私立探偵の姿を捉えた~落とし穴,もしくは陥穽か? ジェームズとケリーは終わり,デーナとの交際が始まる

  • 図書館からやっと借りて読みました。
    面白かった。やっぱりジェームズメインの方が楽しめるなぁ。色々とやらかしてくれるから。
    それにしても、またもやジェームズの恋愛関係は波乱の予感。意外な人とくっついたし。今後どうなるんだろ。

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著者プロフィール

1972年、英国のロンドン生まれ。私立探偵として活躍していたが、「読みたい本がない」というおいっ子の不満を聞いてこのチェラブシリーズを書いた。シリーズ最初の本『スカウト』は、イギリスの子どもたちが選ぶチルドレンズ・ブック賞ほか、多くの賞を獲得し、シリーズ合わせて英国国内だけで80万部、14もの賞をとるベストセラーに。13年間、探偵の仕事をつづけたのち、現在はロンドンで作家業に専念している。

「2014年 『Mission10:リスク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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