かたあしのひよこ (世界みんわ絵本 スペイン)

著者 :
  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 145
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593593132

作品紹介・あらすじ

むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。ふたりは、いちわのひよこをそだて、それはそれはかわいがっていました。そのひよこのあしは、なんと金のあしでした。それを知った王さまは、「なに、金のあしのひよこじゃと。それをわしによこせといえ。いやというなら、あしいっぽんきりとってくるのじゃ」ひよこは王さまにかたあしをとられて、だんだん大きくなりました。ある日、ひよこはかたあしをとりもどしに王さまのおしろにでかけました。

感想・レビュー・書評

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  •  あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんとおばあさんは、一羽のひよこを飼っていて、たいそう可愛がっていました。そのひよこは、なんと金の足を持っていました。それを聞きつけた王様はひよこの足をちょんぎってしまいました。
     大きくなったひよこは足を取り返すべく、王様のところへ向かいます。その間、オオカミやライオンに出会うのですが、なんと彼らを飲み込んじゃった。どうしてかな。

  • むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。ふたりは、いちわのひよこをそだて、それはそれはかわいがっていました。そのひよこのあしは、なんと金のあしでした。それを知った王さまは、「なに、金のあしのひよこじゃと。それをわしによこせといえ。いやというなら、あしいっぽんきりとってくるのじゃ」ひよこは王さまにかたあしをとられて、だんだん大きくなりました。ある日、ひよこはかたあしをとりもどしに王さまのおしろにでかけました。

    金の足を持つひよこ。欲張りな王様に片足をとられてしまう。大きくなり、王様の城へ取り戻しにでかける。スペイン民話。

  • 2023.6.21 2-3

  • なんだろうなんか凄いひよこだ
    面白いけど

  • ちょっと考えてみるとかなりグロい。

    おとぎ話にしてもひよこが狼やライオンを飲み込むとか吐き出すとかあたま山っぽい描写がなんとなく気持ち悪かった。
    小さくて弱い者をいじめたら全然小さくも弱くもなかった。
    小さくて弱くても頑張ればやれるっていうお話なのか、はたまた見た目に騙されて油断するなという教訓なのか。

    子供なら前者と捉えるだろうけど、大人は後者と考えるんだろうな。

  • ひよこがとられてしまった金の足を取り返しに城に向かいます。
    ヒヨコのナンセンスなたくましさが印象的です。

  • 2013.6.12 2-1

  • 9歳息子と5歳娘に読み聞かせ。
    スペイン民話。ルラルさんの絵の人。ひよこの絵の、足としっぽが似ていてわかりにくくて、むすめは、「足1本多いひよこだったからとられてもいいんだよ」と言ってたが大間違い。
    悪い王様が、金の足のひよこがいると知って、足を1本とってしまう。1本残してくれたからいい王様? 金の足ってことは義足?
    インドの「ランパンパン」は黒い鳥が耳になんでも入れてたけどこのひよこは何でも飲み込める。で、あとでそのまま出せる。便利。
    そして罪のない羊は狼に食われ、罪のないらばはライオンに食われ、王様の家来たちは水に流され、いちばん罪深い王様の命は助けてやるという。なぜ?
    読み終えて息子が、ランパンパンと似てるねって気づいた。インドとスペインなのにね。

  • 片足が金色のひよこ。王様に足を奪われてしまい片足になる。絵だと、金色がオレンジになってしまっていて、なんだかがっかり。「金色の足」という、特別な感じがしなくなる。それからつぎつぎとひよこがオオカミやらライオンを飲みこんでいく大胆さよ…。
    でもお話は面白いと思う。

  • 金の足を一本王さまに取られたひよこ。大きくなって取り返しに〜 旅の途中、ひよこと一緒におおかみ、ライオン、川など。なんとひよこが飲み込んでつれていきます。

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著者プロフィール

水谷章三 1934年、北海道に生まれる。人形劇団「プーク」を経て「太郎座」へ。瀬川拓男、松谷みよ子氏の民話運動と出会う。作品に『ふうふうぽんぽんぽん』『きょうも星パン』(童心社)、『うそっこき』(国土社)、『ぐつとおしょうさん』『くじらとなまこ』(世界文化社)、紙芝居に『いっきゅうさん』『りょうかんさん』(鈴木出版)、『じごくけんぶつ』『てつだいねこ』(童心社)など多数。

「2013年 『花咲き山 第3期』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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