トード島の騒動 上 (扶桑社ミステリー ハ 4-7)

  • 扶桑社
2.83
  • (1)
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594031473

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 8冊プラス1冊
    入手して切り崩すように読んでいる2冊目
    1999年の作品

    発表年順に読むつもりが、重ねてある順番に手に取ったので一つ飛ばし(「幸運は誰に?」)で読む。

    「下ネタ+環境問題」と言うテーマは貫いてる。

    今回はカエルが多いことから「トード島」と呼ばれているところに橋の建設、またそれに便乗した施設建設を進めている知事、ロビイスト、開発業者(麻薬密売業者あがり)と、それに反対する環境活動家、研究員、ロビイストの妻、犬、
    反対派を消すために雇われた殺し屋などが入り乱れる。

    「珍獣遊園地」では、テーマパークの元従業員でジャーナリストの男が、徐々に、過激な攻撃を仕掛けていたが、活動家の男は冒頭からかなり過激

    海外のニュースで時々見かける
    「なんでこんなことに?」
    「度のすぎた奴もいるのね」って感じの輩が大量に登場する。

    ・開発業者はバービー人形依存症
    ・殺し屋は911への通報を録音したモノにクラシックをつけて編集したテープを聴く趣味
    ・活動家の元カノは二重人格のガンマニア 等、狂人や汚い言葉にげんなりさせられる。

    原題は「sick puppy」
    狂った若造(環境活動家?)
    病んだ犬(ロビイストの犬は病んでた)
    でも、出てくる人の殆どがなんらかに病んでて狂ってた。
    アメリカの闇ってことなのか?
    そんなのをなかなか詰め込んでるせいで
    なんともダラダラとラジオを聴いてるような読み心地
    一人称を名前で表記し、さらに繰り返しでも「彼」「彼女」と言う言葉を使わず、名前を書いてるせいで長ったらしく感じる。(意図的?)

    怪人スキンクも登場、知事の補佐官が彼の過去を調べている場面があり、私も今回の「カール・ハイアセン読み漁り」の中でスキンクの過去を知るのが楽しみの一つなので、なんだか自分と重なった。

    なんかわからんが「つまらない話」をダラダラ読むのを楽しみ始めてる。

  • トード島の騒動〈上〉 (扶桑社ミステリー)

  • <07/2/2読了>この著者は初読。トニー・ケンリックのノリだな。面白いが上下二巻てのはさすがに多すぎないか。上巻終盤からやや中だるみ傾向あり。

全3件中 1 - 3件を表示

カール・ハイアセンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×