明日への船出 (扶桑社ロマンス ロ 6-16 シーサイド・トリロジー 3)
- 扶桑社 (2001年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594032326
感想・レビュー・書評
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不自由なく育ったとはいえ、愛情の乏しい冷淡な家庭環境で育った心理学者のヒロイン。
シングルマザーから虐待にあった末、愛情あふれる夫妻に引き取られ、育ったヒーロー。
さらに同様な経歴で引き取られた少年は、ヒロインの甥だった。
親の愛に餓え、心に傷を負った人々が愛をはぐくみ、幸せをつかんでいく様子の描かれ方は見事。
実は三部作の3作目から読んでしまって、ストーリーが分かるか不安だったが、まったく問題なく、読みやすかった。 -
不遇な子供時代を乗り越えカッコイイ男に成長した3人それぞれに素敵なパートナーが出来て良かった。
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〈シーサイド・トリロジー 3〉ヒロインは姉(少年の母)に頼まれ少年の様子を探るためにヒーローや兄弟達に近づいてきた。自分の目で見た彼らは家族そのものだ。姉が嘘をついているのでは? ヒロインと少年が心を通わせる様子には バカな母親よりも血の繋がりを感じた。
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ボルチモアの広告会社で働きながら、フィリップ・クインは週末には家に戻り、キャメロンやイーサンとともにヨット造りに精を出している。そんな彼の前に魅力的な心理学者のシビル・グリフィンが現れた。彼女は姉のグロリアから、息子のセスがクイン三兄弟に奪われたので助けてほしいと言われ、少年の置かれた状況を自ら確かめに来たのだった。自分の立場は隠したまま、シビルは独身のフィリップに近づき、情報を得ようとするが…。