- Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594056445
作品紹介・あらすじ
個人で輸入雑貨商を営む主人公が一人で食事をするシチュエーションを淡々と描くハードボイルド・グルメマンガ。'94~'96年に月刊誌『パンジャ』(現在は休刊)に連載され、'97年に単行本化、'00年に文庫化。ジワジワと売れ続け、累計10万部を突破したロング&ベストセラーが新装版として登場しました。10年ぶりの新作に加え、久住昌之×谷口ジロー×川上弘美による鼎談も収録。『孤独のグルメ』誕生秘話など、ファンなら見逃せない話題もたっぷり。もちろん初めて読む方も満足できる充実の一冊です。
感想・レビュー・書評
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テレビドラマで知った口だが、
いまになって、谷口ジローさんから
漫画に入っていったら、これまた素晴らしい。
ドラマから、飲食店紹介漫画かと勝手に思っていたのだが、どちらかといえば、ゴローという1人の男を描いた人間ドラマのように感じる。
自分も1人で歩き、1人で食べるから親近感が湧く。同世代だがあの歳で、あれだけ食べられるのは
少し羨ましい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
有名な孤独のグルメの第1巻
テレビの実写版は何回かみたのだが漫画は初めて。
初老の男の一人飯の漫画である。何か時間が起こるわけでもなく、ストーリーもない。
輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎は下戸ではあるが、食欲は人並み以上に旺盛である。ミシュランの星の店や行列のできる店を避けつつ、自分の胃袋と嗜好を満たす店を探していろんな街を徘徊し、食べ物に対峙する。
日本人が外食する時に直面する、店選びの苦悩と喜びを漫画という形で表現することに成功した作品である。食べ物を美味しそうに描くこと、美味しそうに食べていることを描くことは相応の画力がないと難しいのだが、谷口ジロー氏の劇画風の画風がそれを可能にしている。店選びの一助になっているのかもしれないが、ウォークマンやガラケーが出てくるのでまた流石にグルメ情報としては時代遅れかも。! -
絵とか漫画の雰囲気が良すぎる。元カノとの思い出が時々挟まれるのが哀愁を感じた。人生だなあ…
食後に一服するのもハードボイルドでかっこいい。ご飯を残す回もあったのがびっくりした。 -
ハードボイルド飯テロ!和洋折衷甘、語りすぎないのに味の想像ができる。無言なのにゴローさんが言いたいことが分かる。顔の表情、行動、空気、全てが語り掛けハードボイルド過ぎない。親戚のかっこいいおじちゃんの魅力。私も腹が減った
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タイトルは馴染みのある本作。どこかの漫画特集か何かで目にして、一度読んでみようと思ったもの。タイトルの時点で当たり前なんだけど、食に対する興味の低い自分などに、本作を楽しんで味わえる訳もなく。
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孤独。
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テレビは好きで見てましたが
漫画原作は初めて
主人公の店へのこだわりや評価が
薄くて残念でした -
90年代の漫画で東京近郊からは失われた風景も多いけど、地方にはまだまだこういう雰囲気の食事処も多い。自炊イヤすぎて食べ歩きばかりしている自分に刺さった。食べたかったメニューがやってない日だったりちょっと不完全燃焼なところがリアル。どんな1日でもお腹が空くから人間、ご飯を食べなきゃいけないし、ちょっとでもその時間を有意義にしたいしね。大阪屋台回のゴローさんがまんま大阪出張に行った時の自分みたいで原作:自分だった!?と一瞬びっくりしちゃった。
第11話の夏の日の懐かしい雰囲気めっちゃ好き
ゴローさんの意外と?濃い設定とか、食べてる時の表情とかもツボ -
至高の時間が流れる。
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この前作って友人に送った動画が、谷口ジローの“歩くひと”みたいと言われたので、さっそくBOOKOFFで見ると在庫なし。そういえば谷口ジローさんの本があったと積読の中からひっぱり出してきたのが、この名シリーズの“孤独のグルメ”、今やテレビでの松重豊さんのイメージが定着、漫画はもう少しふっくらとしていて、またちょいと男前なんですね。
でも、単なる有名店巡りではなく、庶民的で昼ごはんなので身近に感じられてよろしおますな。
でも、漫画って、カット割りの勉強にはもってこいです。
今、“歩くひと”と“散歩もの”は中古本、入荷待ちでおます。