孤独のグルメ 【新装版】

著者 :
  • 扶桑社 (2008年4月22日発売)
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本棚登録 : 2165
感想 : 244
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有名な孤独のグルメの第1巻
テレビの実写版は何回かみたのだが漫画は初めて。
初老の男の一人飯の漫画である。何か時間が起こるわけでもなく、ストーリーもない。
輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎は下戸ではあるが、食欲は人並み以上に旺盛である。ミシュランの星の店や行列のできる店を避けつつ、自分の胃袋と嗜好を満たす店を探していろんな街を徘徊し、食べ物に対峙する。
日本人が外食する時に直面する、店選びの苦悩と喜びを漫画という形で表現することに成功した作品である。食べ物を美味しそうに描くこと、美味しそうに食べていることを描くことは相応の画力がないと難しいのだが、谷口ジロー氏の劇画風の画風がそれを可能にしている。店選びの一助になっているのかもしれないが、ウォークマンやガラケーが出てくるのでまた流石にグルメ情報としては時代遅れかも。!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月30日
読了日 : 2023年12月30日
本棚登録日 : 2023年12月30日

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