不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ (扶桑社新書)
- 扶桑社 (2016年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594073640
感想・レビュー・書評
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タイトル通りの内容。新築マンションよりも中古マンションを賢く買って、自らがリノベすればよいらしい。今後の値下がりも読めるし、共用部管理の程度もわかるし、なによりローンの負担が新築に比べて軽いのはメリット。日本人は外国人に比べれば新築とか新品にこだわりすぎるというのも確かにその通り。
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新築一辺倒の日本の住宅政策に対して楔を打つ一冊です。国は良質な中古住宅の流通市場拡大すると言いつつも、手っ取り早く景気対策となる新築関連市場優遇政策ばかりおこない、ゼネコン・ディペロッパーは自分たちの利益(存在理由)ありきの広告・宣伝で日本の消費者を洗脳しつづけている。著者の言う通り私たちも自分で判断できる賢い消費者になるべき時を迎えているのかもしれないです。とにもかくにも日本の官民一体による新築信仰にもっていく住宅政策にはそろそろ終止符を打ってほしいものです。
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なぜ新築マンションを買わない方が良いのか?その理由は詳しく分かる内容です。単に「新しい物が良い」と思っている人には、ここで一つ振り返ってみる切っ掛けになるかもしれません。それでも、それを選ぶのはそれぞれの考え方もありますし、一概にこれが「良い」とは言えませんが、少しの知識が有るないで大きく結果は変わります。
書籍一つでも、為になる事もあるので、このような専門家が書いた物に目を通すのもリスクヘッジの一つになると思います。