乱読のセレンディピティ (扶桑社文庫)

  • 315人登録
  • 3.52評価
    • (9)
    • (28)
    • (27)
    • (5)
    • (2)
  • 32レビュー
著者 : 外山滋比古
  • 扶桑社 (2016年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594075583

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三谷 宏治
西 加奈子
スティーヴン・ガ...
J・モーティマー...
ジャレド・ダイア...
有効な右矢印 無効な右矢印

乱読のセレンディピティ (扶桑社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • セレンディピティ。serendipity。思いがけないことを発見する能力。
    それはまさに乱読から生まれる。

    乱読者の私としては、そうそうと頷きながら読む本だった。

    有名な外山滋比古さんだが、履歴を見ると私過去に著書を読んだことなかったみたい。思考の整理学とか有名だよなぁ。

    『ガリバー旅行記』読んでみないとと思ったよね。

    「忘却が活発であれば、知識過多になる心配は少ない。忘却がうまく働かないと、それほど摂取知識が多くなくても、余剰知識がたまって頭の活動を阻害するおそれがある。よく忘れるということは、頭のはたらきを支える大切な作用であると考えるようになった。」

    一時間ほどでさくっと読んだ。

  • 文庫本になったので読んでみた。忘却を恐れることなく乱読を行うことを勧める本。その重要性を再認識したものの、書いてあることはいわば当たり前の(昔から指摘されてきた)ことのように思えてちょっと残念。なぜ、この本が評価されるのか分からない。

  • 全てを否定してくれた。
    そして、全てを肯定してくれた。

    本を読む時、その意味を理解しようと、理解しようと、心のどこかで考えてしまう。
    何か一つに固執したり、執着したりしまう。

    だけど筆者は決してそれをいい行いだとは言わない。
    「乱読」それこそが読書好きの本質なのではないかと語る。

    僕はどちらかというとすでに乱読派の人間だ。
    アップしているのは哲学の本ばかりだけれど、それは今僕の中で『脱・おバカ期間』というだけであり、その期間から「あなたって私に頭ばかり使わせて、一緒にいると疲れるの!」と言わんばかりに、哲学という名の彼を捨て、実家という名の学芸書に帰省中であった。

    最初の書き方から分かる通り。
    本を読むのに束縛はいらない、ルールもない、躍起になって読む必要もない。
    自由に、今、自分が楽しいと思う本を開けばいいのだ。

    この本を読んで頭の中でこんがらがってしまった糸を解いてみてほしい。

    明日からまた違う読書に目覚めている自分がいるはずだ。

  • 個人的好物の、いわゆる「本の本」。でも、本書には特に目新しく感じる気付きは殆ど無く、乱読・速読の効用も、他の類書に見られる域を出ない感じ。

  • 乱読を是とする本。
    ジャンルは違うので直接の比較は微妙ですが、「思考の整理学」の方が為になったかなと思います。

  • おもしろい。ポイントを一言で説明すると「小説とか専門書だけじゃなく、とにかくいろんな本をサラッと読め」ということなのだが、本質的な部分は「本の家来になってはいけない」というところだろうか。本は読者が読んで始めて完成するものであり、著者と読者の立場は対等(むしろ著者のほうがちょっと下?)であるというスタンス。飄々としたちょっと古めかしさを感じさせる文体で、すらすらと読み進められる。ただ、こうはんはちょっとグダるところもある。しかし、一読の価値はある。

  • 従僕に英雄なし 正鵠を射る 空腹に不味いものなし 天下泰平 最後まで読み切った本がないまま一生を終わる人は決して例外的ではない 難解であると歎じたたんじた 自分の意味をまるで持ち込めないような本は、百遍はおろか、一度の通読もできない。 読者が本の家来になるのではなく、年下の友人であるという自己規定をすると、たとえつまらぬ本でも、なにがしかの発見は可能になる。 心に刻まれないことをいくら記録しても何の足しにもならない 書物は心の糧である 知的メタボリック 偏食も過食と同じくらいよろしくない 読書メタボリック症候群型近視 セレンディピティ 青黴のペニシリン 海豚の言葉 怪我の功名 諷刺『ガリバー旅行記』 開架式 寺田寅彦 ゲシュタルト心理学 常住坐臥じょうじゅうざが アナロジー=類似 ぎ擬して 牽引 修辞的残像 残像による余韻 松尾芭蕉 十七音の短形 残曳ざんえい作用 知的な話し上手ほどテンポが速い 一考を要す 称揚 らくせい落勢は止まらない 編集は料理に似た加工であるというアイディアが閃いた エディターシップの概念を創り上げた。第二次創造論である。 徴用ちょうよう 世情一変 雑誌のまいそう埋草うめくさ 思想的ファッショ=ファシズム 日本語はアイランド・フォーム、つまり島国的性格を帯びている。国境で他国と隣合わせになっている国のコンティネンタル・フォームとは対照的である。コンティネンタル社会の言葉の論理が、ライン、線状であるとすれば、アイランド・フォームの言葉の論理は点的であるということができる。点と点は、受けてによって、結びつけられる。点と点が直線的な並び方をしているのは面白くないから、蛇行状に点が飛ぶ。コンテクスト(文脈、前後関係)をとらえていない受け手には、これを読み''解く''ことができなくて、わけがわからなくなったり、間違った筋として受け取る。アイランド・フォーム社会は、そういうのを野暮として相手にしないのである。通人は、飛び飛びになって散乱している点を適宜結び合わせて、言外の意味までも了解する。それが言葉の面白さと考えられるのである。俳句はそういう日本語の論理がもっともはっきりあらわれた様式で、コンティネンタル言語になれた人には謎のようになる。日本人にとっても、人によって点の集合が異なることがあって、同じ意味にならないことがある。 古文書が煙滅 思想上の革命 稿本こうほん くだる降る 小著しょうちょ 談論風発 俳諧連句 ぶんげいしゅんじゅう文藝春秋 遺稿集 所謂通俗健康本 文武両道 記憶はそのまま保持されるのではなく、忘却によって変化させられる。そのあと、忘却し切れなかったものが、再生される。この記憶も暫くするとまた忘却のスクリーニングを受けて少し変貌する。 記憶の新陳代謝 回想は常に甘美である。甘美でないものは消える。「詩は回想によって生まれる情緒である」 吟業 遊業 嘱目を句にする 生木 回想の抒情 忘却力による創造的変化 新忘却の思考 忘却は、記憶に対して破壊的であるけれども、一部では、記憶を回想に美化させる働きをもっている。美しい回想は記憶と忘却の働きによるというのが新しい忘却の美学である。 ビジネスマンの耳目じもくを集めている とやま外山しげひこ滋比古

  • 見当はずれな事を書いてるかもしれないけど、自分が正直に読書後に感じたことを

    思考の整理学の時の感心を求めて手に取ったのが間違いだったかもしれない。
    タイトルの通りなのでこの一冊で成り立つような読書では無い。
    勉強を始めた学生が手に取る本では無いし、読書の仕方が決まってきた大人が手に取るでも正直なところ無い。

    いったい誰が手に取って読むのだろうか、と可笑しな皮肉めいた疑問が読書中あたまに浮かんだ。

  • 読了

  • 人とは違う視点をもってる方の文章だなぁという印象。
    自分というものをしっかりとお持ちになっているようだから、少し鼻に付くところが人によって波あるかも。

    内容は
    ただひたすら知識を溜め込むだけではなく、思考すること。
    自然忘却。
    朝方生活
    散歩のすすめ

    が気になった。

全32件中 1 - 10件を表示

乱読のセレンディピティ (扶桑社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

乱読のセレンディピティ (扶桑社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする