エデンの祭壇(下) (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594075613

作品紹介・あらすじ

最先端の遺伝子工学は世界をどう変えるのか?
巨匠ロリンズが描く崩壊と再生の黙示録!


逃げ出した動物の追跡はやがて凄惨な死闘となった。ジャックとローナ、同僚の研究者たちは、得られた動物から事の真相へ迫ろうとする。動物たちのさらなる能力が明らかになるが、研究センターは武装組織によって襲撃されてしまう。被害は甚大だった。そして組織に連れ去られたローナはその本拠地で、あの動物たちを生み出した研究の実態を知る。それは動物ばかりか、ヒトという存在のあり方をも根底から揺るがす恐るべき企てだった! サイエンス・ミステリーの王者が人間性の根幹に迫る傑作。


<扶桑社ミステリーのジェームズ・ロリンズ作品>
『アイス・ハント』(上・下)
『アマゾニア』(上・下)
『地底世界 サブテラニアン』(上・下)

感想・レビュー・書評

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  • 海外ミステリーにどっぷり浸って楽しみました。
    著者の作品は生物学、人類学、遺伝子工学、化学など専門的知識がたくさん盛り込まれながら実在の組織もあって、時々いろんなことを想像して怖くなるときがある。

    遺伝子操作によって産み出された命の未来には何が見えるのかーー。
    倫理の問題とか非人道的とか色んな思いが頭のなかをグルグル。秘密裏に行われている研究にゾッとします…。
    著者の作品を読んでると、いつも映画を観ているような気分になる。
    ちょっとしんどい場面もあったけど一気読み。
    面白かったです。

  • まさかバッドエンドで終わるんじゃないかと思ったけど、やっぱり生きてた(笑)。
    基本はΣの方が面白いけど、冒険感は味わえた。

  • ハチャメチャ度は、相変わらず。アレもコレも木っ端微塵ですよ!とても楽しめました。面白かったです!

  • "拉致された主人公。監禁場所で遭遇する数々の生き物。そして、自らも実験に使われてしまう。主人公の生死もわからないまま、救出に向かうチーム。果たして結末は?

    今回の小説でも、科学的事実とフィクションが混在している。
    あとがきに著者がいくつかの事例を紹介している。毎回小説を読み終わった後に紹介されるノンフィクションがとても楽しみ。著者の紹介から何冊の本を購入したことか・・・

    今回印象に残ったキーワードは、「フラクタル」
    フラクタルに関する書籍を探してみようかと考えている。"

  • 台風のような大荒れの天気のあと、ミシシッピ川の中州か河川敷に1隻の貨物船が座礁。
    船内には乗組員はおらず、檻の中には異常に先祖返りした動物たちが…。誰が?何のために?
    しかも一番大きな檻は破壊されていて大型動物が脱出した形跡が。
    つかみはOKです。更に調査を担当する二人が過去に因縁のある男女。いいですね。スリルとサスペンス、ちょっとだけラブロマンス、しかもSFの匂いまでします。
    逃げた大型動物は絶滅したはずのサーベルタイガーと判明。しかも大きさと知能は半端ない。
    前半はサーベルタイガーとの戦いが山場で、これだけでも見せ場はてんこ盛り。
    キャンプ場を舞台にワニまで登場し遂にサーベルタイガーを仕留めるが此処まではホンの序章。
    先祖がえりした動物たちを保護した生物研究所が、証拠隠滅を図る謎の武装集団に襲われ建物は爆破炎上、ヒロインは拉致される。
    一緒に貨物船を調査した訳あり男性は此処でヒーローに変身。
    拉致されたヒロインには発信機が付けられており国境を超えたロストエデンという離れ小島に囚われていることが判明。
    話は「007死ぬのは奴らだ」的展開になっていきます。敵地にゴムボートで潜入!先祖がえりした動物たちとの戦い、そして共闘!島に仕掛けられたナパーム弾!
    最後はヒロインを救い出し見事に脱出!エピローグでプロポーズまでしちゃってもう憎い憎い!
    アクション小説として面白かったですが、最後は007的大団円になってしまったのが少し残念。でも読んで損はないです。映画化しないかな。

  • 2016.11.7

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