日本と世界がわかる 最強の日本史 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594076269

作品紹介・あらすじ

古代朝鮮は日本より先進地域ではなかった! 日清・日露戦争は米英からも支持されていた!

世界史の中に日本の栄光と挫折はどう描かれるべきか? 世界が納得し、中国・韓国も黙る日本国家の正史。
日本の各時代をテーマに歴史書を執筆してきた著者が、公平な目で日本の歴史をとらえる!

日本と東アジアとの関係においては、ともすれば日本を中国の一部として扱ったり、韓国に過剰に配慮したような「歪んだ日本史」が語られることがあった。
本書では日本の立場、とくに外交の視点から東洋史を再構築する。また、ペリー来航以来の近現代史では、近代日本の栄光の世界史的意義を明らかにしつつ、
日米関係を軸に日本外交の成功と失敗を論じる。また皇位継承や退位についても、世界各国の王室と比較し歴史的な視点で位置づける。
姉妹編『世界と日本がわかる最強の世界史』との併読によって、「日本から見た世界史」と「世界から見た日本史」が立体的に把握できる。

◎縄文人25%・弥生人55%、帰化人20%
◎新羅の建国神話に日本人が登場するが逆はない 
◎神武東征は『日本書紀』や『古事記』に書かれてない
◎卑弥呼でなく雄略天皇で日本は世界外交デビュー
◎神功皇太后は大正15年まで歴代天皇に数えられていた
◎邪馬台国の畿内説は反天皇制の陰謀
◎生前退位がない時代には若い天皇はありえなかった
◎聖徳太子は天智・天武にとって祖父の仇敵
◎中世にあって天智天皇は神武天皇以上の存在だった
◎小池百合子は源義経と似ている
◎明の皇帝独裁に影響された足利義満
◎元寇でなく元・高麗寇と呼ぶべき理由
◎豊臣秀吉はルイ14世かナポレオンに匹敵
◎大英帝国の成功と秀吉の大陸遠征失敗の差はどこからきた
◎江戸時代と李氏朝鮮がよく似ている理由
◎識字率が江戸時代に高かったという嘘
◎鎖国を誉めるという世界史についての無知
◎幕府が日本のプロイセンになる可能性はなかったのか
◎アメリカ人流の善意の押しつけが鎖国を終わらせた
◎坂本龍馬は会津が暗殺した
◎江戸時代に藩というものはなかった
◎冊封体制は中国人も使わない媚中特殊用語
◎沖縄は中国領だったことはない
◎アメリカが日露戦争で助けてくれたのはなぜ?
◎台湾では善政で朝鮮では悪政という嘘
◎日本の高度成長が自由世界を守った
◎大平正芳から鄧小平の助言と改革開放
◎安倍政権・トランプ・蓮舫二重国籍と世界史

感想・レビュー・書評

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  •  誤植や文法の明らかな誤りがあり、また主語が脱落している等で意味不明な箇所が散見された。     
     また歴史事象について、原因や経過が中途半端に省かれたまま結果まで飛躍し、記述が雑に感じる。しかし一冊で通史を扱うので、原因経過の省略は仕方ないかもしれない。
     いずれにしてもなかなか通史を扱う本はなく、古代から現代までの流れが分かり、興味を持って読み進められた。

  • 秀吉は日本を世界の一流国にした。家康は鎖国・朱子学で日本を世界の三流国に落とした。

    中国の史書では、日本人の先祖は呉・太伯王だとされている。百済の支配層はツングース人(扶余族)。文化・商工業を支えていたのが漢人。百済の漢人が日本に渡来した。

  • 古代から現代までまとまった日本史。同時代の世界史ともリンクしている。

  • 八幡和郎による日本史の本。

    特に革新的な記述はなかったものの、独自の視点による切り口で勉強になった。

  • 久しぶりに予備校時代を思い出して、日本史をざっと振り返りたくて読んだ一冊です。色々と知らないことが満載でした。前半は基本的に人間関係が色濃く描かれていると印象。後半は著者の想いが前面に出た内容になっています。色々と今まで習った日本史を覆される内容になっています。

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著者プロフィール

1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は150冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『365日でわかる世界史』『365日でわかる日本史』(清談社Publico)、『日本の総理大臣大全 伊藤博文から岸田文雄まで101代で学ぶ近現代史』(プレジデント社)、『日本人のための日中韓興亡史』(さくら舎)、『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』(扶桑社新書)、『令和日本史記 126代の天皇と日本人の歩み』(ワニブックス)、『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの平和国家・日本』『誤解だらけの京都の真実』『誤解だらけの皇位継承の真実』『誤解だらけの沖縄と領土問題』(イースト新書)、『消えた都道府県名の謎』『消えた市区町村名の謎』『消えた江戸300藩の謎 明治維新まで残れなかった「ふるさとの城下町」』『消えた国家の謎』(イースト新書Q)など、日本史、西洋史、東洋史から政治、経済、文化など多方面でリベラル・アーツを重視する斬新な視点で話題となる。

「2022年 『家系図でわかる 日本の上流階級』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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