世界で一番美しい声 (扶桑社ロマンス)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (542ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594077143

作品紹介・あらすじ

愛のことばがきこえる。
あなたのくれた静寂のなかで――

全米で読者を熱狂させた驚異の新人登場!



ブリー・プレスコットは、父親と自分を襲
った恐ろしい事件のせいで心に深く傷を負
い、逃げるように故郷を離れてメイン州に
ある湖畔の町ペリオンへとやってきた。新
しい環境で人生をたてなおそうとするブリ
ーを、周囲の人びとは温かく支える。そん
ななかブリーは町で偶然、アーチャーとい
う若者に出逢う。彼もまた、過去の事件で
ひどい傷を負い、苦しみを抱えて孤独に生
きてきた人間だった。二人は友情をはぐく
み、やがて惹かれあうが――甘美なラブシ
ーンに彩られた純愛ロマンスの傑作登場!

感想・レビュー・書評

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  • ロマンス小説っていうのを初めて読んだかもしれないんだけど、これが初めてのロマンス小説で本当によかった…すごく面白かったです!傷ついたもの同士が出会って、恋に落ちて、お互いのために何ができるのか考えたり慈しんだりする描写がもうとってもうっとりできる。何より、一方的に依存する関係にはなりたくないっていうアーチャーの考えがとても好きで…。もうひたすらこの二人に幸あれっていう気持ちしかなかった。はぁ〜〜いいもの読んだ……!

  • なんとも穏やかで優しい気持ちになる物語だった。二人は不幸に見舞われた人生だったけど、お互いを慈しみ愛し、守りたいと思う気持ちが見ていて静かで心洗われる。純粋な好意が発展して行く心理描写の緻密さはとても丁寧で、二人の美しい世界がいつまで続いて欲しいと思った。時々作者の言葉にハッとさせられるくらい、深い言葉もしばしば。文学小説のような静けさとロマンス本ならではの情熱が共存してるような作品で、大事にしたい一冊だと思う。

  • 声の出せないヒーローとPTSD持ちのヒロイン。
    どちらも辛い過去があって、二人で支え合うところと、ヒーローがヒロインに依存してしまうところが考えさせられてとても良かった

  • 主人公のブリーとアーチャーが過去の出来事に向き合って次第に心を開いていく、、、みたいなお話。
    ヴァージンリバーが好きな方はオススメです。

  • 強盗に父を殺され、逃げるように故郷を離れたブリーは湖畔の小さな町にたどり着く。そこで出会ったアーチャーは7歳で両親と声を失い、風変わりな叔父と世間と隔絶された生活を送っていた。傷ついた者同士惹かれ合う2人。育った環境から、どこまでも純粋で臆病なアーチャーを深く理解し、寄り添うブリー。意地悪い従兄弟や伯母の悪意が重なり追い詰められたアーチャーは姿を消した。でも決して逃げた訳でなかったのが良かった!傷つきながらも帰りを祈り続けたブリー。特に捻りもなく、先がよめる話なのに、めちゃくちゃ良かった!

  • ある事件により心に傷を負い、故郷を離れ湖畔の町にやってきた女性と、世間から離れ孤独に生きる青年の出会いと触れ合いと愛の物語。

    二人のやり取りが丁寧に描かれていて飽きもせず読ませる内容でした。
    ヒーローの境遇はなかなかないような悲惨なもので、ヒーローの目の前に救世主が現れて本当に良かったなぁと思う。

    2014年。

  • 辛いトラウマを抱えた二人が惹かれあって乗り越えて行くのは素敵なことですね。

  • ブリー・プレスコットは、父親と自分を襲った恐ろしい事件のせいで心に深く傷を負い、逃げるように故郷を離れてメイン州にある湖畔の町ペリオンへとやってきた。
    新しい環境で人生をたてなおそうとするブリーを、周囲の人びとは温かく支える。そんななかブリーは町で偶然、アーチャーという若者と出逢う。
    彼もまた、過去の事件でひどい傷を負い、苦しみを抱えて孤独に生きてきた人間だった。
    二人は友情をはぐくみ、やがて惹かれあうが―甘美なラブシーンに彩られた純愛ロマンスの傑作登場!
    (amazon 内容紹介より)
    *
    内容紹介通りのお話。
    評判がすごく良かったので、ちょっと期待しすぎちゃったかな〜?
    *
    私はもう少し、ハラハラドキドキな展開の方が好み。
    でも、じんわり幸せになれるお話だった。

    作者の最初の息子さん達への言葉が良かった。
    『世界はできるだけ多くのいい男を必要としている。あなたたち三人を産んだことは私の自慢よ。』の一言が可愛くてステキ。

  • 三浦しをんさんの「ロマンス小説の七日間」に触発されて読み始め。ハーレクインは漫画は読んだことあるけど小説は初めて。立ち上がりはスローペースな感じだったけど、ヒロインと相手役が接近し初めてから面白くなってきた~

  • 心に傷を負った二人が出会い、惹かれ合い愛し合いそしてお互いを癒していく…それは決して慰め合いではなく前向きに生きていく姿が美しいです。ふたりが愛し合う様子に胸が熱くなります。
    街の人々から変人扱いされ世間と隔離され孤独に生きてきたアーチャーが、ブリーという良き理解者と出逢い変わっていく様子や、ブリーにはもっとふさわしい人間がいるんじゃないかと不安になる様子に心から応援したくなりました。
    心に残る作品に出会えて幸せです。なので、是非ともシリーズで読みたいので扶桑社さんよろしくお願いします。

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著者プロフィール

2013年にセルフパブリッシングでデビュー作品『Leo』を発表してまたた く間にベストセラー作家に。これまでに〈サインズ・オブ・ラヴ〉シリー ズ9作品を発表。ニューヨーク・タイムズ紙やUSAトゥデイ紙のベスト セラーリストを賑わせている。オハイオ州シンシナティに夫と在住。

「2021年 『完璧な恋に魂を捧げて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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