つけ狙う者(上) (海外文庫)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594086909

作品紹介・あらすじ

世界1500万部超え!
ヨーナ・リンナシリーズ最新刊!

窓、ストーカーの影 そして、地獄を見る。
始まりは、警察に送られてきた女性の日常のワンシーンを撮影したビデオ……

国家警察の警部ヨーナ・リンナが姿を消してから8カ月――彼の後任となったのは、
臨月間近のマルゴット・シルヴェルマン。いま彼女が担当しているのは、独身女性の
連続惨殺事件だ。どの被害者も残酷なまでに顔面を傷つけられていたのみならず、犯
人は、犯行の直前に被害者の姿が映った映像を警察に送りつけていた。目撃者もなく、
被害者どうしの接点や共通点もないなか、警察は過去の犯罪歴から強迫的な執着を持
つ性犯罪者の洗い出しを進めるが、容疑者らしき人物は浮かんでいなかった……。

感想・レビュー・書評

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  • ラーシュ・ケプレル『つけ狙う者(上)』扶桑社ミステリー。

    ヨーナ・リンナ・シリーズの第5作。前作の『砂男』からの続きが描かれる。

    扶桑社ミステリーに勢いがあった頃を思い出すような凄く面白いミステリーだ。

    全くもって犯行動機不明な卑劣な殺人鬼の犯行が描かれるのだが、主人公のヨーナ・リンナはなかなか姿を見せない。もしかしたら、ヨーナは過去の記憶としてしか描かれないかと思っていると、再び卑劣な犯罪の前に姿を表す。

    ストックホルムの国家警察のヨーナ・リンナ警部が失踪後に彼の後任になったの臨月間近のマルゴット・シルヴェルマンは独身女性を盗撮した挙げ句に残虐な手段で殺害する殺人鬼を追っていた。犯人は盗撮した映像を警察に送り付ける大胆な行動を取るが、決定的な証拠は見付からず、泥沼にはまっていた……

    二人目が殺害された後に警察は精神科医のエリック・マリア・バルクに協力を仰ぐ。

    本体価格1,000円
    ★★★★★

  • みなさんの書き込みを読んで納得。センスがないとか下手とかいうんでなくて、「さあだらだらやりますよ、なんなら半身浴とかしちゃおっかな」ぐらいな、空気読まない読者との距離感がイライラしていたのだが、シリーズもの五作目で、その上巻ときましたら、なんならお庭に球根植えながらでも書けそうですわね。

  • 国家警察の警部ヨーナ・リンナが姿を消してから8カ月――彼の後任となったのは、 臨月間近のマルゴット・シルヴェルマン。いま彼女が担当しているのは、独身女性の 連続惨殺事件だ。どの被害者も残酷なまでに顔面を傷つけられていたのみならず、犯人は、犯行の直前に被害者の姿が映った映像を警察に送りつけていた。目撃者もなく、 被害者どうしの接点や共通点もないなか、警察は過去の犯罪歴から強迫的な執着を持 つ性犯罪者の洗い出しを進めるが、容疑者らしき人物は浮かんでいなかった……。

    砂男に続く、シリーズ第5作。情け容赦ない描写が続く。

  • 息もつけない、ジェットコースターみたいな作品。短いセンテンスが恐怖感を煽る。グロいシーンもあるがそれ以上に読ませてくれる。ヨーナに再会できるとは!

  • 下巻へ。

  • 感想は下巻で。ヨーナは長身なので全く合ってないが、何故かスターウォーズのルーク・スカイウォーカーをイメージしてしまった。隠者生活してたからか。

  •  このシリーズも5作目。初作ではどちらかというと存在感の薄かったあのヨーナ・リンナがこんなふうになるとは。前作で個人的問題が一段落してその後どうなるのかと思ったら、回復しきらない体のまま国家警察を離れた立場で独自に捜査にかかわることに。警察側に協力者が必要だが、そこに身重のマルゴットと若手のアダムというペアがはまる。追う相手は女性を狙ったシリアルキラーで、過去の事件との関連で懐かしの催眠療法者エリックが登場。なぜか彼が犯人と目されて逃亡劇を演じる破目になる。そこからがものすごい展開で、文字通り息つく間もない。このシリーズこんなジェットコースターミステリだったっけと振り回される。真犯人がまたびっくりだ。まだシリーズは続くのだが、この先どうなっていくのか想像がつかない。

  • 怖いわ。こんな嵌められたら、狂いそう。

  • 読むのがもったいないのにあっという間に読んでしまう

  • 全世界1500万部や息もつかせない展開と
    期待が膨らんだが、途中で誰が何をして
    どうなっているかさっぱりわからず
    私の理解力が悪いのか、原作が良くないのか
    翻訳が下手なのか途中で挫折しました。
    頭の中に景色が浮かばないのは辛いです。
    います佐々木譲さん読んでいて景色が
    リアルに浮かび安心して読んでいます。

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著者プロフィール

ラーシュ・ケプレル
アレクサンドラ・コエーリョ・アンドリルとアレクサンデル・アンドリルの作家夫婦が共作するときのペンネーム。国際的なベストセラーとなったヨーナ・リンナシリーズは、40以上の言語に翻訳され、1500万部以上も売れている。アンドリル夫妻は、ラーシュ・ケプレルのペンネームで執筆する以前も、それぞれが単独で書いた作品が出版され高い評価を受けている。3人の娘とスウェーデンのストックホルムに在住。

〈扶桑社ミステリーのラーシュ・ケプレル作品〉
『砂男』上下
『つけ狙う者』上下
『ウサギ狩り人』上下
『墓から蘇った男』上下

「2023年 『鏡の男 (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ラーシュ・ケプレルの作品

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