初めて知った恋だから (ハーレクイン・ロマンス 1607)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2000年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596003386
感想・レビュー・書評
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ろくでもない兄や父親、家族7人の面倒をメレンの給料だけで見ているという悲惨なヒロイン。
弟の拾い物だと面倒を見始めたジャラッドは、メレンに何気なく金を貸したものの、献身的なメレンの優しさにつけこみいいように利用する家族達を目の当たりにし、放っておけずに世話をやいてしまうというお話。
メレンを気遣う叔父や、ジャラッドの優しさがとてもホッコリするお話で、ジェシカ スティール作品の中でも、とても大好きな物語です。
冒頭の書き出しのヒロインの考え方は、ジェシカ作品を通して全てのヒロインに共通する項目。どんなに困難な時でも、明るい面を見ようとする、そんなジェシカのヒロインが私は大好きだ。
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なんだかとってもピュアな気持ちになれた1冊でした。
(R-1607) -
R-1607
# ハーレクイン・リクエスト版 Harlequin Request HR-185
メレンは上司の使いで高級住宅街に出向いた帰り道、数人のひったくりに押し倒され、バッグを盗まれた。どうしよう!あのバッグがないと兄は借金を返済できない。中には母の形見の指輪を売って得たお金が入っていたのだ。たまたま通りかかった親切な男性のすすめに従い、近くの家の豪華な客間でやすんでいたメレンは、よく響く声を耳にした。「これ以上浮浪者はごめんだぞ」私のこと?すてきな声だけど、言っていることはひどいわ。声の主は助けてくれた男性の兄、ジャラッドだった。 -
マリエ 2008-6
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メレンは、仕事で高級住宅街に出向いた帰りに、数人のひったくりに押し倒され、バッグを盗まれる。バッグの中には、兄の借金の返済のため母の形見の指輪を売ったお金が入っていた。呆然とする中、1人の男性がメレンを気の毒に思い、近くの家に案内する。豪華な客間で呆然としていたメレンの耳に入ったのは、「これ以上浮浪者はごめんだぞ」という居丈高の声。声の主は、助けてくれた男性の兄ジャラッドだった。
ジャラッドは、メレンを見てメレンの事情を聞くと、態度を一変させて援助を申し出た。彼の真意を疑いながらも、メレンは仕方なく申し出を受けた。それが、彼の恋人としてふるまう“契約料”になるとも知らずに。