- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596117298
感想・レビュー・書評
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原題を直訳すれば”粉々になった信頼”
お互いの誤解と嘘で粉々になった二人の関係が痛々しい鬼ロマ。
男性視点なしだが、夫・ニックの痛々しいほどの内面の苦悩と健気にも彼女を取り戻そうとする努力や挫折感が、にじみ出ている。
傷つきすぎて意固地になり、ニックを理解できないヒロイン・アビーの葛藤や心中も共感しやすく、ラストまで斬り合う二人の薄幸っぷりは、読み応えあり。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4867.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コーンウォールの小さな村で画廊を経営するアビーは、三歳になる息子のジョナサンと暮らす毎日に満足していた。ところが彼女の前に、別れた夫ニックが思いがけなく姿を現した。廃村寸前の村をレジャーセンターとして再生させる計画があり、ニックはその計画に融資する会社の社長としてやってきたのだ。アビーの胸に、かつての結婚生活が憤りとともによみがえる。ギリシア人の彼とのあいだには、なかなか子供ができなかった。そのうちニックの態度は冷たくなり、愛人さえいるようだった。裏切られてイギリスに戻ったアビーが妊娠に気づき、報告したとき、彼が表明したのは子供の否認と、離婚の申し立てだった。あれから四年後のいま、ジョナサンを見て自分の子と確信したニックは、償いをしたいからと、アビーに再婚を迫ってきた。もし断れば融資を延期し、村を破産させると脅して。
ヒーローが馬鹿すぎる。それに不妊なら不妊と告げてから結婚するのが常識だと思うが。理不尽に攻められたヒロインの立場は? そしてそれでもヒーローが良いというヒロイン。 -
4年前に離婚し3歳になるジョナサンを一人で育て画廊を経営するアビーの前に、別れた夫ニックが現れる。子供を自分の子と認めなかった彼は一目ジョナサンを見たとたん、間違いに気づきアビーに結婚を迫る(半分は脅迫で)。子供ができないと思い込んでいたヒーロー、ヒロインに子供ができた時に女がいると思わせ別れる所がきつい。
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訳も分からず離婚を申し渡されたアビーは、夫の子供をお腹に宿していた。あれから4年の時が過ぎ、息子のジョナサンと暮らす毎日に満足していた。その時、別れた夫のニックが思いがけず姿を現す。アビーの胸には、かつての結婚生活が憤りと共によみがえる。ジョナサンを見たニックは、かつて拒否した子供を、自分の子であると確信しアビーに再婚を迫ってきた。それも、卑怯な手を使って・・・
最初から最後まで面白かった〜