5週間の仮面夫婦 (ハーレクイン・ロマンス)

著者 : キャロル・モーティマー 相原ひろみ

• ハーパーコリンズ・ ジャパン (2016年3月11日発売)

作品紹介・あらすじ

「結婚してくれないか？」ジョーダンはララを見つめて言った。愛を交わした直後の求婚に、彼女は絶句した。ジョーダンは、ロンドン社交界で話題の若き不動産王。いつも違う女性とパーティに現れる彼に、ララは反感を覚えていたが、酔った友人に迫られているところを助けられ、心を許すようになる。ホテルチェーンを経営する父とも、彼はすぐによしみを通じた。でも、まさかこんなにも早く結ばれ、求婚されるなんて。「もちろんよ……。愛しているわ、ジョーダン」夢見心地で申し出に応じたララだったが、この結婚には、世にも悲しい企みが隠されてい

感想・レビュー・書評

[ロマンスさんの感想 · 2016年5月8日]

これは…ハッピーエンドと分かっていても読むのがつらい…
裏表紙に愛憎ロマンスとあるけど、まさしくそれ。

そもそも甘やかされた、わがまま娘のヒロインという時点で読むのがつらいのに、二人が結ばれるまでのヒーローの蔑みがえぐるようにするどくて更につらい…

[raraminさんの感想 · 2019年7月17日]

富豪のひとり娘のヒロインが若き不動産王のヒーローに惹かれるが彼はヒロインに全く関心がない様子でつれない態度をとる。

個人的にこういうテイストは嫌いじゃないけど本編がビターな分最後にエピローグの甘々で補完してほしいんだけどそれがないのが残念。
主人公が奔放に振る舞う積極的なわがまま娘みたいなあまりハーレクインにない感じの性格なのは新鮮だったし、全くヒロインに関心を示さないヒーローも新鮮でした。

（2022.08 再読）
本作ヒロインはいつものハーレクインだったらヒロインのライバル女ポジションのキャラクターだと思われる。
男性に媚び売るタイプで自分に関心を持たないなんてと憤るし甘やかされた我が儘娘。
そんなヒロインはまだしもヒーローがヒロインを愛するようになる流れはよくわからない。
説明はあるけど元々好みのタイプではない気がするし。
ヒーローが何を考えているのかわからないのでそういう意味では関心を持って読めたけど二人の関係についてはピンと来なかった。
タイトルからすると契約結婚の話かと思ったけど違った。

（2023.09）
読み返すと結構胸が痛くなる話。
ヒーローの行動言動にはアウトなものが多いけど話としては面白かった。
ヒロインの成長？と父娘の関係性が良かった。

Hard To Get 1984

[okmrsunshineさんの感想 · 2016年3月23日]

おまけで☆3
あらすじでネタバレしすぎでしょう！
電話帳が出てくる位古い時代の作品なので
ヒーローの心の声の描写はなく、ころころ変わる言動に
ついていけなくなりそうなところを
あらすじのおかげで納得できているというのはあるけど…
ヒロインがわがままな子供すぎるし
（おかしな結婚生活でなぜますますヒーローを愛するようになったのかも理解できないし）
事情とヒロインへの愛（というか欲望ベース？）の狭間で
苦悩してるらしいヒーローも理解できないわー