禁じられた結婚 (ハーレクイン・イマージュ 1604)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2003年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596216045
感想・レビュー・書評
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スーザン・フォックス作品には珍しい強気ヒロイン。
生い立ちの不幸に負けず、自立して仕事していたのに、築き上げてきたものを妹のために捨てようとすることができる健気さが良い。
それに引き換え、ヒーロー一家がそれぞれの思惑でヒロインを思い通りに動かそうとしていたのには腹が立った。
裏でこそこそせずに、1人ずつ出てきて話せんかい!と言いたい。
結局は結婚してハッピーエンドだけど、それはヒロインの許しがあったからで、自立した女性の意思を無視していいわけではないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人(ヒロイン)の話を聞かないヒーロー。一方的に決めつけ、ヒロインを非難するフォックスてんてーテンプレヒーローっすよ。このヒーローが、誤解していたヒロインにどう謝り、求愛していくのか。さてさて、なんて思ってたら再会して一週間だし、ヒロインも強く言うのはその時だけで、流され気味〜Her Forbidden Bridegroom
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ローナがミッチ
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原題はHer Forbidden Bridegroom。誰かに「禁止」を強要されるというより、”求めちゃいけない”と自分を戒めるという意味での「禁止」。耐え忍ぶヒロインなのがスーザン・フォックス(ただし親の鬼畜度低め)。相変わらず薄幸な生い立ちのヒロインだけど、腹違いの妹を悲しませないために自分が犠牲になるのを受け入れるところは本当に健気。自己憐憫にはひたらないけど、自分なんかが愛されるわけないと思い込んでいるために、愛を得ようと努力するのをためらっている。それでいて愛し愛されたいと切望している様子が垣間見えるので、ハッピーエンドでよかったね!と思える。