放蕩貴族の愛人 (ハーレクイン・ヒストリカル 316)

著者 : ジュリエット・ランドン 石川園枝

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2008年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[本読み隊さんの感想 · 2014年10月5日]

ジョージ3世の時代のロマです。
金をかせぐことを蔑む時代であり、救貧院での待遇は囚人並みだった時代、アメリーなりの価値観で困っている人を助けようとしたことが切っ掛けで物語りがはじまります。

淡々とした文章。冒頭は妹の視点とアメリーが混ざり、入り込みにくかった。
彼は彼女に対する考えを弟に話しており放蕩どころかむしろ誠実。
彼女が愛人で終わるのだという考えの根本的な原因もラストまで隠されるために、ヒロインに共感をもちにくい。だが、後半まで読むと、複雑な背景に納得。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3994.html

[q3さんの感想 · 2014年8月22日]

設定と謎が終盤にきっちり明かされる。
会話は説明的すぎるけど、その内容がなかなかよくできてるので楽しめる。
ただな〜ニコラスもアメリーも自分本位に見えるとこがあって途中が少しだるいんだよな〜
ニコラスは「仮面をはずした花嫁」の2人の子孫。