- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596541017
感想・レビュー・書評
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カリン・スローター『彼女のかけら 下』ハーパーBOOKS。
ノンシリーズの下巻。えーっ!そういう過去があったのか……余りにも荒唐無稽で壮大過ぎる背景に腰を抜かした。確かにリーダビリティは高かったが、上巻のハラハラドキドキが一挙に吹き飛んだ。それでも、カリン・スローター作品の中ではベストかな。
ショッピングモールの少年による銃乱射事件のあと、母親のローラと娘のアンディの家に謎の男が侵入する。その男をフライパンで殴り殺したアンディにローラは逃走を命ずる。ローラが指定した貸倉庫にたどり着いたアンディは逃走用の古い車と24万ドルの札束、母親の写真付き偽造運転免許証を発見する。この新たな謎は一体…… -
上巻に続き下巻もノンストップで読了
相変わらず2018年と1986年を行ったり来たりだけど少しずつピースがはまっていく感じで輪郭が見えてくるのが楽しい
そしてラストには31歳の娘が別人のように成長するのがセオリーだと思うのですが、今作はそうでもなく少ししっかりしたかな?的な感じなのが良いですね
そしてその後のエピローグが結構長い
エピローグが終わってやっとハッピーエンドなのかな
それとアメリカの作品を読んでいていつも思うのはアメリカの女性は強い!銃で撃たれた位じゃ死なないし、意識があろうとなかろうと身体は戦う! ほんとにそうなのか?と思っちゃう 笑
ところで、私は第一刷を購入したんだけどP63が乱丁?なのかな。。。
2018年となっているのにそのあとのページは過去の1986年のことを語っているンですよね~~~ -
この人がこの人だったのかー。過去と現在繋がり方が良くて、違和感なく読めた。
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随分な事件だと思うけど、そんなにヘビーに伝わらないのはなぜ?軽い筆致なのか、登場人物に重みがないのか、、。ローラがこんな風に生きてこられたのも不思議。???が連なっていまひとつ乗り切れませんでした。
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アンディ31歳、惰性で生きている。目の前で男が二人の女性を殺害した。すると母親のローラが犯人のナイフ素手で受けて制圧し殺した。その後、ローラは襲撃されそうになり、その際にアンディは逃げるように言われた。メールも電話も一切自分からはしないように、貸倉庫の場所や逃げる方法も指示され。携帯電話や大金があった。平凡な女性だと思っていた母の過去を辿ると・・・
うーむ。そんなに悪くはないのだけれど
他のカリン・スローターの珠玉の名作と比べるとちと落ちる。
主人公アンディにいまひとつ魅力が感じられないのが大きい。同一作者によるウィル・トレントには魅力が感じられるのに。
2018年の現在と1986年の過去が交互に語られる。過去にローラが直面した問題は読み応えがあるのだけれど、長いのとややこしいのとが合わさって、読んでいてのワクワク感がやや薄くなってしまった。母ローラの「過去」そのものは面白いのだけれど、「ローラ自身」にはあまり同情できなかった。この話の展開なら、ローラ可愛そう、アンディ可愛そうと思わせないと、という気がする。 -
驚愕度は薄いというか無いというか。