開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596541314

感想・レビュー・書評

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  • 1作めから残虐なのは、その名故か?

  • ウィル・トレントシリーズとは違い女性が主人公のため、雰囲気が異なり面白かったです。
    ただ同じ作者のため、物語の展開が似ているなと感じました。

  • お気に入りの方のオススメ著者。オススメいただいた方に感謝です^_^。どんな作品なのか予備知識なく読みました。なので、どういう展開か、ディーバー作品のように、どんでん返し系なのか、なんなのかさっぱり分からず、すっごくワクワクして読みました!これが著者の処女作ということですが、今作については犯人に意外性があるというほどでもなく、ミステリーとしては、可もなく不可もなくというところ。ただあとがきを読むと、登場人物にいろいろな展開が待っていそうですので、是非順番に読み続けていきたいと思いました。余談ですが、この作品の主人公の一人のジェフリーはあまり好きにはなれませんでしたが。

  • 犯人は分かったあたりからは一気にバタバタと解決した感じあり。

  • クライムサスペンス?っていうのかな?
    日本人の書く日本が舞台の話とは文化とかキャラとかが違って、これはこれで面白い。
    ミステリーではないので、読んでる途中で犯人がわかって、志村後ろ後ろ!みたいな感じwで途中から読み進めました。

  • ベストセラー作家の初読として人気シリーズ第一作を選択。ミステリー小説として目新しい部分はないものの(性犯罪の赤裸々な描写は容赦ない)、登場する女性たちが美しい容貌とか強気な性格とか一面的に語られず、気分屋で分裂し矛盾している女特有の人間臭さをプンプンさせて生きている自立した姿で描かれているところが魅力的である。

  •  米国の作家、カリン・スローターの2002年のデビュー作で湖に面した静かで綺麗な架空の街''グラント郡''を舞台にしたミステリーで、2020年12月に第二段''ざわめく傷跡''がハーパーコリンズ・ジャパンから刊行されてます。

     ジョージア州アトランタ近郊の田舎町、グラント郡ハーツデイルで大学教師で盲目のシビル・アダムズがレストランのトイレで惨殺されレイプされていた。腹部を縦に、胸部を真横に切られ、まるで十字架の様に刻まれた身体を小児科医兼検死官のサラ・リントンが発見した。

     サラの元夫で警察署長のジェフリー・トリヴァー、被害者の一卵性双生児で刑事のリナ・アダムズ等で捜索を開始するが、第二のレイプ事件が発生する。女子学生で2日前から行方不明のジュリア・マシューズがキリストの様に磔にされた上、レイプされていた。

     小さな田舎町で起きる殺人とレイプ事件、性犯罪者を追うも根拠が無く、次々に被害者が発生する。署長のジェフリーと過去を明かせない元妻サラの微妙な関係とお互いの気持ちが詰まる様で詰まらない。まるで事件の真相と同じだ。小説に登場する女性はどれも気が強く慇懃無礼だ、普通の男性ならばキレてしまう所だが、ジェフリーは大人の対応でそれ等をかわすして行く。いや度胸が無いのかも知れない。そこはサラとの関係修復に手間取る様で見て取れる。
     そこそこの長編です、しっかり読みごたえも有りまたアトランタから四時間余りの綺麗な湖の有る町や田舎の空気や風と卑劣で変質な犯罪者のコントラストが良かった。

  • 女性陣が壮絶な背景もあり、なかなかに感情の起伏が激烈で、ジェフリーがエエ人に見えてくる。ジェフリー頑張れって読んでました。

  • ジョージア州の小さな町の地元の食堂。この町である日残忍に切り刻まれた若い大学教授が発見され一気に町中がパニックになります。町の小児科医であり検死官でもあるサラ・リントンが検死を行い、サラの元夫である警察署長のジェフリー・トリバーが捜査を指揮し始めたところ、数日後に地元の女性が磔担っている姿が見つかります。
    本書は町の検死官で小児科医のサラ、サラの当時の元夫である警察署長ジェフリー・トリヴァー、そして警察の副官で被害者の妹のレナの三人の主人公によるトライアングル・バイオレンス・ミステリー、3つの大きな視点で物語は移り変わり、やがて連続して被害者が発見されることで一層サスペンスは深まっていきます。いわゆるフーダニットの把握は一筋縄ではいきませんが、全体的な楽しみを損なうほどではないと思います。

    全体を通して登場人物の間には大きなドラマを感じました。私は小説の中の過剰なロマンスが苦手で、過度に物語が感情的になると面食らってしまうんですね。その意味で本書は、警察の階級間の偏見や不服従が重なり合うなど、様々な角度から描かれており、この点では一線を画す内容でした。個人的には、事件に関わる人たちが皆こぞって才能を持ちながらも、私生活に大きな問題を抱えており、これら個人的な問題が捜査の過程で再浮上してくる・・・というところが気に入っています。

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