あの夏、湖面にまばゆく (MIRA文庫)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596913500

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  • 子供の頃に参加していたサマーキャンプでヒーローと会うのを楽しみにしていたヒロイン。
    両親の離婚によるストレスで食べてばっかりいて太っていた&分厚い眼鏡をかけていたヒロインは大人になり見違えるほど綺麗になった。
    そして傷付けられて以来会っていなかったヒーローと再会する。

    その傷の内容が終盤発覚するんだけどちょっと呆気なかった。
    まぁ子供の頃ってそんなものなのかな。

    正直2人のロマンスよりヒロイン父の出来事の方が衝撃すぎて、読了後はそのことでモヤモヤしっぱなしだった。
    ネタバレすると父には母と婚約してた頃にある女性に一目惚れしてしまう。
    しかしとある日に女性から別れを告げられ意気消沈するも、最終的にヒロイン母が妊娠したことから母と結婚する。
    ただ女性も妊娠してたという事実が発覚する。

    もうアウトオブアウトなのに作中で善人扱いされてるのが腹立つ。
    確かにヒロインにとってはいい父かもしれないけど人間としてはクズだよ。
    ヒロイン母も俗な人間で褒められたものではないけど父に比べたら天使だわ。
    この時ばかりはヒロインのいい子っぷりが憎かった。
    もっと取り乱してもいいんだよ。

    これがヒーローとして登場するならまだよかったかもしれない。
    何故なら作中でしっかり反省等が書かれるから。
    でもあくまで脇役なのでその辺も有耶無耶。
    続編もあるけどこの男が幸せになると聞いて読む気も無くなる。
    確かに人間過ちも犯すけど、書き方が嫌だった。

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