悪魔公爵の子 (MIRA文庫 GH 1-4)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596914552

感想・レビュー・書評

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  • レトロでいい感じに「娯楽大作」を読んだという充実感があります。ヒーローがヒロインを追いかけ、悪魔公爵の妻、弟、姪、脇役も追いかけ、最後は公爵の網に一網打尽です。公爵の息子は25歳まだまだかないませんね。私は公爵の弟がいがいと好きですね。

  • 前作〈愛の陰影〉の主役2人の息子・侯爵がヒーロー。中産階級の娘ヒロイン。阿呆な妹のスキャンダルをふせぐためヒーローの元へ向った賢いはずのヒロイン(姉)だが 彼女も阿呆かも。だって自分のスキャンダル招いただけだもんね。さすが悪魔公爵の息子だなヒーローは でも公爵と比べるとまだまだ甘い。拉致監禁誘拐ヒーローが 逃げるヒロインをどこまでも追いかけて行く姿はなかなか愉快だったな。悪魔公爵の一族はとんでもない奴ばっかだな。

  • 安心して楽しく読める作品。
    とにかく、悪魔公爵の一族のキャラ立ちがすごくて、面白い。
    最後は、パリからイギリスに戻ってくるシーンがあるともっといいなぁと思う。良いところで終わっているのが惜しい。

  • 最近描かれたリージェンシーものと違って、文体がレトロ。
    雰囲気的には細川千栄子さんの漫画のよう。
    慣れるまで読むのが大変。
    そして時代考証が忠実なのか?鬘やつけぼくろで装う男性達が新鮮。そういうのを恰好良いと当時の女性達は思っていたのかなと不思議な気持ちに。
    話の前段が長いけど、ヒーローとヒロインが出会ってからのやり取りや、追いかけっこ、そして独白は読みごたえがある。

著者プロフィール

1902年、英国ウィンブルドン生まれ。1921年にThe Black Mothで作家デビュー。歴史小説やスリラー、ミステリと幅広い執筆活動を展開し、日本でも「悪魔公爵の子」(1932)や「紳士と月夜の晒し台」(35)、「グレイストーンズ屋敷殺人事件」(38)、「令嬢ヴェネシア」(58)などが訳されている。1974年死去。

「2023年 『やかましい遺産争族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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