後藤田正晴 日本への遺言

著者 : 後藤田正晴

制作 : TBS「時事放談」 

• 毎日新聞出版 (2005年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[おさつーさんの感想 · 2011年7月9日]

ご本人の言葉を切りだしてまとめたものですが、ちょっと断片的に過ぎたかなぁと感じました。でもサクっと読めたのは良かったです。

[RA101Eさんの感想 · 2008年2月20日]

　比較的新しい背表紙が図書館の棚で目に入り、手にとってみた。長いこと「後藤田官房長官」だった記憶があり、政治家について書かれた本を読んでみようと思った流れで借りた。
　後藤田氏は晩年、小泉首相の政治手法に苦言を呈していたことを記憶しているが、その自分の発した言葉が同じような「ワンフレーズ」で売り物にされていることを知ったらなんというだろうか。

　テレビの「時事放談」の中で語られた言葉を「日本への遺言」として伝えるべく、それらしい装丁にして新書サイズにまとめてみたということなのだろう。不釣合いに大きな文字で切り取られた発言は、まさに「ワンフレーズ」そのものである。
　いくらか前後の言葉を説明してはいるが、いずれにしても放談するさまをテレビで流すために語った言葉を活字にして本の形にして残すことは本意ではなかったのではないだろうか。

　15分もあれば目を通せると思う。こんな形の「本」を発行して商売しなければならない出版社への「遺言」にならなければよいが。
2/19

[丈ムーさんの感想 · 2007年8月24日]

不世出の政治家・後藤田正晴が「時事放談」で述べた言葉を集めたもの。やっぱり後藤田さんはすごい。そう思える一冊。

[鮎さんの感想 · 2006年4月27日]

尊敬する政治家、後藤田正晴氏のテレビでの名言を遺した本。決して本自体、また選出した名言のその選びは良くないのだが、やはり人が良いからか、心に打たれるところが多々ある。