- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620322025
作品紹介・あらすじ
血液型、アミノ酸、ビタミン、糖、セロトニン、アドレナリン、オキシトシン…。可聴化という科学から生まれた"分子の音"。理化学研究所の膨大な分子動力学計算データから誕生。
感想・レビュー・書評
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とても不思議な本。分子の構造や機能を計算科学的に研究している中村振一郎氏と、音響の専門家の井出祐昭氏による仕事の記録。やっていることは分子運動の動力学的データから個々の分子の違いが明確になるパラメーターを選び、その値を人間の可聴域の周波数に割り振る。すると特定の分子の特徴をよく表す「音楽」が得られることになる。
付属のCDにはこの結果に基づき、音楽家が演奏したものが収録されている。それは、血液型A/AB/B/Oの赤血球、アポトーシスに関わるタンパク質(Ras/Raf)、アラニン、アスパラギン酸、ビタミンB1、セロトニン、アドレナリン、アンプラーグ、グルコース、オキシトシン、アラニンの計14分子の音楽だ。
分子の3次元的運動データを可聴域の周波数データに変換するには、詳細は書かれていないがかなり恣意が入っているように見える。正直、どう評価していいのか分からない。オキシトシンの音楽を演奏していたら鳥が集まって歌い出したとか書いてある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
請求記号 431.1/A 62
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分子も音を聞けるなんて 何だか不思議です。
いろんな物の音を聞いてみたい! -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784620322025 -
分子の動きを「可聴化」し,音楽として(CD付です)表現する面白い試みです。非常に興味深く,聴き,読むことができました。こういう本,いいですね~。