英語の迷言・放言・大暴言 (丸善ライブラリー 320)

著者 : 里中哲彦

• 丸善出版 (2000年5月1日発売)

作品紹介・あらすじ

世に名言集はたくさんあっても、「迷言・暴言」に焦点をあてたものは少ない。しかし迷言・暴言は、常識をくつがえして真実を鋭く表現するという性格上、名言とはまた違う味わいがある。本書はこの迷言・暴言を集め、英語で紹介・解説した箴言集である。スピーチや会話を弾ませるスパイスとして使える表現を多数収録した。

感想・レビュー・書評

[袋 トメ男さんの感想 · 2015年8月9日]

幸徳秋水の言葉が印象深い。｢国民の愛国心は、一旦その好む所にさからうや、人の口を篏するなり、人の時をせいするなり、人の思想すらを束縛するなり、人の信仰すらも鑑賞するなり、歴史の論評をも禁じ得るなり、聖書の講究をも妨げ得るなり、総ての科学をも砕波することを得るなり。文明の道義はこれを恥辱とす。しかも愛国心はこれをもって栄誉とし功名とするなり、、、｣

[kotouji1978さんの感想 · 2012年2月12日]

そう遠くない未来，名言に昇格されるかもしれぬ【迷言】集．英語・日本語併記．botにしても面白いかも．お気に入りは「明日できることは今日するな」．里中氏の流麗な筆致が本書の良さを決めている．

[例幣使さんの感想 · 2012年2月1日]

何でも無い友人や、名言の一捻りなど、読みやすい。

著者プロフィール

河合文化教育研究所研究員（「現代史研究会」主宰）。著書に『日本人のための英語学習法』『はじめてのアメリカ音楽史』（以上、ちくま新書）、『教養として学んでおきたいビートルズ』（マイナビ新書）、『ずばり池波正太郎 』（文春文庫）など多数。

「2023年 『そのまま仕事で使える英語表現１８９』 で使われていた紹介文から引用しています。」