- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621053546
作品紹介・あらすじ
宗教にあまり接したことがない人は、宗教の問題はそう複雑ではないと思うかもしれない。しかし、その歴史や実態について知れば知るほど、その奥行きは深く、また混沌としてくる。それは人間生活のほとんどあらゆる側面に関わりをもっているとさえ言えるのである。宗教と呼ばれる現象が生み出している、まさにカオス的状況に絶えずなんらかの秩序ないし説明可能な現象を読み取ろうとする「宗教社会学」-情報時代に求められる宗教への新しいアプローチ。
感想・レビュー・書評
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宗教を体系的に捉えようとする言説がよくまとめられていてオススメ。
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なぜだろう…
前半、宗教の類型や特色、世界宗教の様々な側面からの比較など、単一の宗教の研究にない面白さがあった。
中盤、宗教の機能的側面を理論的に捉えようとする社会学の学説を交えた展開は、分かりやすい解説で興味深かった。
後半、現代の新宗教を中心に、過去の宗教事情と異なる社会的特質やその研究法など、身近なテーマゆえに自分事として考えさせられた。
文章も遊びはないが、的確で理論的。
なのに、なぜかなかなか読み進めなかった。なぜだろう… -
CHIT
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宗教社会学のエッセンスを凝縮した入門書。自分は、宗教の中に入っていくよりも、こうやって客観的に観察するほうが好きです。