- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622006312
感想・レビュー・書評
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生きがいについてここまで深く考えられた本にあったことがなかった。長くて最後まで読めなかったがもう一度じっくり最後まで読み返したい。
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精神科医であり、愛生園でハンセン病患者たちに献身的な介護をおこなってきた著者が、そこでの経験などを踏まえつつ、人間の「生きがい」についての考えを述べた本です。
恐ろしい病に冒されて絶望に陥った人びとのなかに、新しい生きがいを見つけて充実した日々を送っているひとが存在していることを知った著者の感動が伝わってきます。
藤井淑禎が『純愛の精神史』(新潮選書)の中で、昭和30年代を「人生論の季節」と形容し、武者小路実篤や亀井勝一郎、加藤諦三らの人生論が広く読まれた時代だったと論じていますが、本書もその流れに位置づけることができるように思います。藤井の本で紹介されている『愛と死をみつめて』の著者の大島みち子も、愛生園のような施設で働きたいという希望を語っており、そうした時代精神のなかで本書が受容されたことにも興味を覚えました。 -
朝の礼拝で紹介された本です。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
難しかった。ためになった部分もあるが、概ね理解するのに難儀した。
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★2013SIST読書マラソン推薦図書★ 図書館長推薦
本を読んで読書マラソンに参加しよう!
開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/13) -
生きがいについての本。
新型うつを予見しているかの先見性。
神秘体験、広義の意味での宗教に対する洞察と理解は、非常に好感が持てた。
良本。 -
三葛館医学 490.4||KA||1
保健看護学部 志波充先生
(ちょっとネタが古いのですが)新入生の皆さんが、これからの進み行きのなかで何を生きがいとしたら良いかと考えたときに、色んな人の色んな生きがいについて書かれていて、ためになる本だと思いま~す。著者は美智子皇后が心労から体調をくずされた時カウンセリングを担当された人です。
保健看護学部 水主千鶴子先生
著者は、学生時代に多摩全生園を訪れて、ハンセン病に苦しむ人びとの存在を知った。そして医師となることを決意し、生涯にわたり精神科医としてハンセン病の人びとを支え続けた。生きる目的や意味、価値を考え始めたあなたにぜひ読んで欲しい書物である。
和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=28551