X線からクォークまで―20世紀の物理学者たち

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622024668

作品紹介・あらすじ

未知の放射線(X線)の発見により第1回ノーベル物理学賞に輝いたレントゲンから、ゲルマンらによる「クォーク」説の導入に至る20世紀物理学の発展を、湯川・朝永両博士をも含む主だった物理学者たちの人物伝で綴った現代物理学入門である。ベクレル、キュリー夫妻、ラザフォードなど、今世紀の物理学の世界にきら星のごとく登場した巨人の名を章(または節)の標題として揚げ、その人物と業績、相互の交流と論争が紹介されている。著者自身の見聞によるエピソードも随所に散りばめられ、「物理学者列伝」として親しみやすい読み物となっている。

感想・レビュー・書評

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  • 「この世界は何でできているのか?」デモクリトスの原子論から二千年以上の時を経て、人類の知恵と技がついに究極の問題を解き明かした歴史の生き生きとした記録。成し遂げられた事々以上に、それを成し遂げた人間の営みに感動するだろう。

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著者プロフィール

1905-1989。イタリアに生れる。1928年ローマ大学で物理学の学位を得、1932年ローマ大学助教授。この頃フェルミと協力して中性子反応の先駆的研究を行なう。1936-38年パレルモ大学物理学部長。1938年渡米、この前後数年の間にテクネチウム、アスタチン、プルトニウム等を発見。1943-46年ロス・アラモスで原爆製造計画に参画。1946-72年カリフォルニア大学教授。1955年チェンバレン等と反陽子を発見。これによって1959年ノーベル物理学賞を受けた。

「2019年 『X線からクォークまで 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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