中島敦論

著者 :
  • みすず書房
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本棚登録 : 22
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622071358

作品紹介・あらすじ

谷崎潤一郎に現代小説の展望を見いだし、「本格的な構想的ロマン」にこだわりつづけた中島敦が、1930年初秋の北京を舞台にした長篇「北方行」の完成を断念したのはなぜか?この問いに始まる本書は、同時代と真摯に向き合い、"歴史"をかいくぐりながら"他者"への問いを深化させていった日本最初の植民地出身作家の全軌跡を明らかにしてゆく。「巡査の居る風景」ほか初期短篇群から、掉尾を飾る「李陵」まで-「作品すべてを網羅する中島敦の全体像」を、まっこうから提示した待望の書。

感想・レビュー・書評

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  • 骨太の中島敦論。未完の「北方行」を読みたくなった。

  • 夭折、なんと惜しいことよ。
    高校生の時、教科書で出会った人。
    好みだと直感したのは芥川以来だったっけ。

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