いのちをもてなす: 環境と医療の現場から

著者 :
  • みすず書房
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622071457

作品紹介・あらすじ

内科医として、保健衛生学徒として、国立環境研究所所長として、長年「いのち」をみつめつづけてきた著者が、人間と環境の生命をトータルにはぐくみ、もてなすための道程を綴る、滋味あふれるエッセイ集。西洋医学のすき間を埋める今日的な統合医療のあり方、認知症(痴呆)老人の不安とケア、人生の終末期に向かう人びとにとっての生きがい、そして地球温暖化問題に現れている、地球という閉鎖系の環境世界-。私たち一人一人の「いのち」から、私たちを生かしている環境の「いのち」まで、自己と生命とのつながりを受けとめ、こころすこやかに生きるヒントがぎっしり詰まった一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 三葛館医学 490.4||OI

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=40163

  • 目次

    I 医療がはぐくむ「いのち」
     健康と病気を考える18のヒント
     あたたかくもてなす――痴呆老人の不安とケア
     お年寄りのこころ
     痴呆老人とがん疼痛――なぜ痛みを訴えないのか
     老人医療と死をみつめて禅の心を思う
     「自分」のあり方で決まる死の意味

    II 環境がはぐくむ「いのち」
     環境問題をどう考えるか
     環境と「いのち」――宮沢賢治とアメリカ先住民の環境観に学ぶ
     環境と私たち――つながりの世界認識
     全地球的環境問題としての地球温暖化問題――京都議定書にもふれて
     「環境ホルモン」と子どもの教育
     環境ホルモン問題とその影響評価
     環境ホルモンと社会医学

    III「いのち」への途上で
     保健師さんから学んだこと
     ネパールからの便り
     アラル海が語ること
     漁業の町バルバーテの死
     蛙とヒト
     チビチリガマ(尻切れ鍾乳洞)
     一臨床医の来歴
    http://www.msz.co.jp/book/detail/07145.html

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1935年生まれ。東京大学医学部卒。77年ハーバード大学公衆衛生大学院修了。東京大学名誉教授。医学博士。79年から長野県佐久市の「認知症老人・寝たきり老人」の宅診に関わるようになる。その後国立環境研究所所長を経て、現在は東京都立松沢病院と桜新町アーバンクリニック非常勤医。著書に『人間の往生』『終末期医療』『痴呆の哲学─ぼけるのが怖い人のために』『「痴呆老人」は何を見ているか』『病から詩がうまれる─看取り医がみた幸せと悲哀』『環境世界と自己の系譜』『いのちをもてなす』など多数。

「2014年 『講座スピリチュアル学 第2巻 スピリチュアリティと医療・健康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大井玄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×