科学の未来

  • みすず書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622071853

作品紹介・あらすじ

ダイソンが科学の潮流の本質をわしずかみにし、未来像を描き出す。原書刊行後、彼の予言はすでに一部が現実のものとなり、より説得力を増している。

感想・レビュー・書評

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  • これを読んだら次は「宇宙をかき乱すべきか」が待っているのですが、まぁ、順当な論ではあるでしょう。未来予想として宇宙開発にずいぶん力点がおかれている点はちょっと疑問ではありますが。

  • 物事に対する考え方・認識が根本から変わってしまうことがあります。これが「パラダイム・シフト」と呼ばれる事態です。科学哲学者トーマス・クーンは、科学における革命的な変化について研究し、パラダイム・シフトが起きる時にはどのようなことが起きるのかを明らかにしました。今回の文献では、パラダイム・シフトについて、自然科学(物理学)における科学革命を事例に学びます。

  •  裏面より。フリーマン・ダイソンが科学の過去と現状への透徹した洞察にもとづいて未像を語る。
     第1章、物語:科学技術の力が、社会的な力、とりわけイデオロギーと結びつくことにより、負の結果をもたらすというシナリオの普遍性を、飛行船R101の惨事を例に語る、未来の科学への警告の章。
     第2章、科学:物理学のビッグ・サイエンス化の終焉の後、コンピュータ革命が科学を進める新しい次元を切る開いたいま、ダイソンが未来の物理学に予見する可能性とは?そして、生物学に見るより大きな可能性とは?
     第3章、技術:遺伝子工学とコンピュータ技術が融合し、生物学的情報工学として発展する未来、そしてそのさらに先の未来を、比類なき想像力で描き出す。
     第4章、進化:人類の主としての生命力・繁殖力・移動能力が飛躍的に拡大した時、地球、宇宙、そして人類に何が起きるのか?10年・100年・1000年・1万年・10万年・100万年・それ以上という7種類の時間スケールで考察する。
     第5章、倫理:核兵器問題への関わりを通して、技術と倫理の総括を経験した著者が、未来の技術と倫理の関係について、あるいはバイオテクノロジーと生命倫理の今後の方向について展望を語る。

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