文士厨房に入る

  • みすず書房
3.46
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本棚登録 : 95
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622075370

作品紹介・あらすじ

イギリス実力派作家による料理エッセイ。レシピは書物、仕事は慎重、そして調味料はウイット。すべての厨房男子とそのパートナーに捧ぐ、面白くて役に立つ本。

感想・レビュー・書評

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  • 気づけば再読3回目。
    ふんだんに散りばめられたウィットと皮肉と憤慨と礼賛。どこを切っても素晴らしく面白い。

    新たなレパートリーに挑戦するとき、頼れるのは信頼できる料理家のレシピのみ。でもその中にちょくちょく登場する表現「何かを少々」「何かをひとかたまり」「何かを両手に一杯分」……それってどのくらい? どの大きさのたまねぎが中サイズのたまねぎなの?
    これらの、お料理初心者もしくは常にレシピ本を頼りにしている日曜シェフにとっては暗雲のような表現に翻弄される著者の苛立ちと困惑は自分でもたびたび経験することで、そうそう!と深く頷きながらも笑いが抑えられない。

    面白かった箇所はブクログのフレーズ集に残すようにしてるのですが、もうこの本はどこを抜粋していいのかわからない。

  • バーンズの料理に対する姿勢、料理本の読み方が非常に面白くあらためてバーンズファンに。

  • 20150512
    料理エッセイ。
    面白かったー
    時々、目が滑るのは文章なのかな。
    でも個人的にジュリアンバーンズっぽい雰囲気だと思った。
    レシピ奮闘記とでもいいますか、
    なんというか理屈っぽいところも楽しく。
    笑わせてもらえた。

    英国のブラックユーモアって好きなんだよね、基本的に、

  • 内容は、とても面白かったのだけれど、日本語訳がへたなのが、ものすごく残念。

  • いやあ、面白かったです。
    なぜかネロ・ウルフを書いた作者だと勘違いしてよみました。(何でだろう…)面白かったので違う本も読んでみようと思います!

    ボートの三人男と言い、英国紳士の皮肉のきいたユーモアは本当に面白い!文化なのでしょうね~。本当に面白かった!
    料理を作る際、一度ならずレシピに対して腹を立てたことがある人は共感出来ると思います。確かに文章としておかしい、何でこんな表現でこの完成写真に到達するんだ、とイライラするレシピは多すぎる…。

    面白かったので是非原書も読んでみたいです。
    が。フランス語の引用もかなりあるし自分には難しいかなあ…ウウムウ。

  • 訳がイマイチなんじゃないかな?

  • 家庭のキッチンでの、料理作りに関するあれやこれや。レシピ本の言うとおりっていっても、たしかにわからない箇所が多々あるもの。中くらいの玉ねぎ2個って、どんなの??何gのこと〜〜???みなさんが料理についてわかってる、ということを想定に書いてます、って、どこにも書いてないです・・・びっくり水、どこに行ったら売ってるんだろう??なんてことになりかねない。ブッカー賞候補にもなった英国人作家による、男子もとい!文士が厨房に入って、レシピ・食についていろいろと綴ったもの。

  • 期待外れ。メガネが曇ったねぇ。いや、最初から汚れていたのかも。図書館から予約した本の入庫連絡があり、受け取りに生き、少し時間に余裕があったので、新刊入庫棚を眺めに行くと、此の本が。正にジャケ買いならぬ、ジャケ借り。内容も確かめず、見ると翻訳もの、何年ぶりだろう、翻訳ものに手を出すのは。まぁ、イイでしょう、料理好きが手を出したというコトで。

  • 1章で放り出す。
    理由
    ①直訳で読みづらい
    ②体調が悪いのか、電車のゆれがひどいのか、気分が悪くなってきたため
    ③まずい料理の話をぐたぐたいわれても、ちっとも面白くなく、不愉快になったため

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