精神医学を再考する――疾患カテゴリーから個人的経験へ

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622076674

作品紹介・あらすじ

医療人類学分野を代表する頭脳であるクラインマンが長年の研究の精髄を示した、現代の古典。著者は非西欧の精神医療に関するデータの地道な収集によって現代精神医学に内在する不可視のドグマをあぶりだし、その知見を臨床で実践することを使命としてきた。本書では、基本命題への練り上げられた回答を自ら示すという形で、研究の成果を凝縮して伝えている。

感想・レビュー・書評

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  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:493.7||K
    資料ID:51200545

  • 原著は1988年前に出版されたものであるが、決して古さは感じられない。それは著者が先見性があるのか、精神医学があまり変わっていないのかどちらだろう。「うつとはそもそも何なのか」「生物医学とケアを行うことの間に介在する大きな乖離」「精神療法と民間療法の癒しを比較文化的に論じる」部分に大いに関心が持てた。訳書である為に用語などついていけない部分もあったが、著者の代表的な著作である「病の語り」を早く読まなければという気になった。

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著者プロフィール

医療人類学の世界的権威。ハーバード大学医学部教授。『臨床人類学』で王立人類学協会ウェルカム賞受賞。著書に『病いの語り』『八つの人生の物語』『ケアをすることの意味』など。

「2021年 『臨床人類学 文化のなかの病者と治療者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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