- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622077534
感想・レビュー・書評
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内容すごく面白そうなのだけど、なかなか頭に入らず読むのに時間がかかったので途中で断念。
また読みなおす。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【選書者コメント】開発プロジェクトの立ち上げのノンフィクションということで惹かれました。
[請求記号]5000:1095 -
テクノロジーと呼ばれるものの背後にある何かを「テクニウム」と名付けし、その性質を明らかにする。
ドーキンスが「利己的な遺伝子」で述べた遺伝子が生物を利用する、と同じようにテクノロジーがまるで意思を持っているかのように人類を支配、つまり、なくてはならない存在になっている。そのテクノロジーの進化の原理がテクニウムだという。ただし、読み進めてもそのテクニウムが一体何なのかはわからない。読者へ判断をゆだねる形で本書は結ばれる。
400ページを超え、正直、読みづらさはある。先に解説を読んでから、本章に入っていくのがよさそう。 -
いわゆる理系的素養があまり身に付いていないがために、目の覚めるような読後感ではない。しかし、これから先、様々な発展に触れる際の良い引き出しとなりそう。
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テクノロジーの上位概念を生命の6界分類(真正細菌〜動物)に続く第7の知性体"テクニウム"として扱い、その知性について筆者がひたすら論じていく。文明誕生、生命誕生、果ては宇宙誕生にまでさかのぼって、テクニウムの無秩序性と自由意志を語っていき、話があっちこっちに飛んでなかなか捉えどころのない内容。新発明・発見が同時多発的に起こる歴史(第7章)や、テクノロジーの禁止と共生(第12章)などの話が興味深かった。
テクノロジーの進化は無限ゲームであり、境界で勝負している(第14章)、なるほど。 -
テクノロジーの総体は、まるでDNAが組み込まれているようにある一定の目標に向かって進化する。現在可能な技術や、人類史における技術動向の指向性を読み解けば、未来予測は可能か?あるテクノロジーが爆発的に広がるためには、ハードウェアとソフトウェア両方にあらかじめ一定水準の普及が進んでいることが必須である、と。これは当たり前といえば当たり前で理解できる話。
結局のところ、テクノロジーの大局的な動きは個人で制御できないが、流れを読みながら時機を見抜くことで、発明した道具やサービスを「より使われる」ようにはできるってことなのかな。論としてはすごく完成されているのだろうけれど、どう活用するかがなかなか難しい本。 -
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