帰依する世紀末: ドイツ近代の原理主義者群像 (MINERVA歴史叢書クロニカ 1)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623039531

作品紹介・あらすじ

今日のグローバル化はわれわれの生活世界を大きく変えつつある。同じように、近代化は100年前、西洋社会に大きな変動をもたらした。これに対して、人々は社会的・文化的にいかなる応答をしたのか。本書は、帝政ドイツを例にそれに大胆に答えたものである。本書は、原理主義という概念を使って、反ユダヤ主義など急進民族主義と、菜食主義・自然療法・ヌーディズムなどの生改革運動を一括して把握しようとする。通例、対極的に捉えられがちなこの二つの思想・運動の同根性を剔抉しつつ、これを世俗化の空隙の中で生じた一種の宗教的復興現象と捉えるよう提唱している。現代の環境保護思想までも視野にいれつつ、西洋近代の歴史像に大胆な問題提起をする画期的な研究である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これ欲しいのだが全然在庫なくて困ってる、、図書館で借りるしかない、、

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1955年生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学。東海大学専任講師、同助教授、大阪大学文学部助教授を経て現在は、大阪大学大学院文学研究科教授。専門は、ドイツ近現代史、日独関係史。主要著書:『帰依する世紀末:ドイツ近代の原理主義者群像』(単著、ミネルヴァ書房、2004年)、『近代ドイツにおける復古と改革:第二帝政期の農民運動と反近代主義』(単著、晃洋書房、1996年)、『ジーメンスと明治日本』(単著、東海大学出版会、1991年)など。

「2012年 『欧州教育制度のチューニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹中亨の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×