アタッチメント:生涯にわたる絆

制作 : 数井みゆき  遠藤利彦 
  • ミネルヴァ書房
4.12
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本棚登録 : 92
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623041077

作品紹介・あらすじ

Bowlbyが提示したアタッチメント理論は、親子関係および人の生涯にわたる関係のあり方について多くの考察を引き出してきた。人と人の間、パーソナリティにアタッチメントがどのように作用しているかを詳細に検討し直し、生涯発達論に一層の厚みを加える労作の完成。

感想・レビュー・書評

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  • 後半に行くほど,すっきりしない研究結果。まだ研究が少ないということか…。2000年代以降の成果が気になる。

  • アタッチメントについて、提唱者ボウルビィの理論から、インナーモデル、SSPなどの調査手法、各世代間のアタッチメントについてなどなど、網羅的に良くまとめており、アタッチメント理論の入門としてはこれ1冊で十分という感じ。
    生物の生存本能、危機回避のための機能としてのアタッチメントという考えは、ヒトもまた動物なのだと再認識された。赤ちゃんが可愛らしく感じるのは彼らの生存戦略だと考えると、なかなかやるな…という気になる(笑)。
    アタッチメント、とそのまま用いるのがいちばん無難とは思うが、”絆”も”愛着”も変に情緒的な意味合いが入ってしまうのが難しい。

  • ボウルビィ著を読もうと思ったものの食指が動かない!というときにはまずこれを読もう的な本。各章完結にまとまっていてわかりやすい。ただ後半はすっきりしないので「動向」は自分で調べろという雰囲気。

  • アタッチメントについて
    ひととおり全般的に網羅されている。

    広い範囲にわたっているので
    説明は浅く広くになってしまう傾向は否めないが
    さらっと理解するには最適。

    個人的にとても評価しているのは TOPIC 7-2 
    アタッチメント理論から示唆する育児への考え方
    育児にあたって、何が一番大切か明瞭に語っている

    いろいろな機会を捉えて、この内容を伝えていきたい

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著者プロフィール

茨城大学教育学部教授

「2022年 『人間の発達とアタッチメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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