満済:天下の義者、公方ことに御周章 (ミネルヴァ日本評伝選)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623042487

作品紹介・あらすじ

満済(一三七八〜一四三五)、室町前期の真言宗の僧。十五世紀前半の激動と変革の中で「クジ引き将軍」足利義教の登場を演出した「黒衣の宰相」三宝院満済。醍醐寺座主・三宝院門跡、室町殿護持僧、幕府の最高政治顧問としての顔を統一的に捉え、もって政治と宗教の相依関係を解明する。

感想・レビュー・書評

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  • 義満から義教まで室町将軍三代に仕え、宗教者として、また政権の政治顧問として重きをなした三宝院門跡満済の評伝。その複数の面を評価することで、当時の宗教と政治の関係性を理解する助けとなる内容。祖師である賢俊の時代との比較も興味深い。

  • 人物伝は読みづらいと思っていたが、意外と普通に読めた。人物そのものの面白さと、著者の筆力か。この人か、伏見宮貞成親王あたりで大河ドラマやってくれたらなあ。

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著者プロフィール

1949年、長崎県生まれ。九州大学大学院博士課程中途退学。福岡大学名誉教授。文学博士(1985年 九州大学)。専門は中世日本の政治と文化。著書に、『太平記の群像』『闇の歴史、後南朝』『室町幕府崩壊』(角川ソフィア文庫)、『足利尊氏』『足利直義』(角川選書)、『南朝全史』(講談社選書メチエ)、『戦争の日本史8 南北朝の動乱』(吉川弘文館)、『後醍醐天皇』(中公新書)、『増補改訂 南北朝期公武関係史の研究』(思文閣出版)など多数。

「2023年 『足利義満』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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