南方熊楠:梟のごとく黙坐しおる (ミネルヴァ日本評伝選)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
3.25
  • (1)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623047611

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 三葛館一般 289.1||II

    本書は熊楠の生涯を年代記風に書いた評伝であり、日常的な流れを主とした内容は読み物としても十分に面白い作品です。また、巻末には参考文献の他、年表や事項・人名索引も付随し熊楠の人物研究にも利用できるかと思います。本書の副題「梟のごとく黙坐しおる」は孫文への心情を語った言葉であり、少し強固な印象を受けます。しかし熊楠の臨終の夢うつつの言葉は、自然を愛した言葉のようであり、本書の日常的な内容と相まって"てんぎゃん"熊楠の印象が少し変わった気がします。
                                  (ぶどう)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=88632

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1934年千葉県生まれ。東京都立大学人文学部文学科(中国文学専攻)卒。出版社勤務ののち、神戸大学文学部教員、雑誌『中国』編集部、平凡社版『南方熊楠全集』校訂者ののち、1974~97年、都立大教員。南方熊楠邸の資料整理に協力。2004年南方熊楠特別賞受賞。
著書に『南方熊楠 森羅万象を見つめた少年』(岩波ジュニア新書、1996年)、『中国の花物語』(集英社新書、2002年)、『南方熊楠 梟のごとく黙坐し居る』(ミネルヴァ日本評伝選、2006年)、『南方熊楠の説話学』(勉誠出版、2013年)、訳書に『中国民話集』(岩波文庫、1993年)などがある。

「2019年 『中国民話と日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

飯倉照平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×