東西食卓異聞

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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本棚登録 : 9
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623048960

作品紹介・あらすじ

イギリス社会文化史家にして名うての「食いしんぼ」が、溢れる好奇心と情感を全開にして、鋭い切り口と上質な文章で綴る食と味と人生の諸相。

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99050999

  • 図書館で借りた。
    経済史、社会文化史の学者である著者が
    大阪商業大学の比較地域研究所のニューズレターに
    連載していたエッセイをまとめたもの。
    食べ物についてのもの、
    食べ物と文学を絡めたもの、
    食べ物と著者の学生時代を絡めたもの、
    食べ物と著者の心情を絡めたもの
    と大きく分けられる内容。
    うどんやカレーライスを取り上げたかと思えば
    海外のスープの話、鯉の話などもあり幅広く面白く読める。

  • 最初は学者の研究余話かなと思って読み始めたんですが、この本を「文学」にカテゴライズしようと思います。
    短編集にもかかわらず、終末に向かって緊張感が高まっていき、<塩釜のさんま><絶望のスパゲッティ>に至っては、圧巻の一人称小説になっています。

  • イギリス社会経済史の教授。食の分野は自身の興味の樹のなかの育ててみたい枝ぶりのひとつであったそうだが、パン、カレー、そば、卵料理など西欧との比較や故事来歴など学者らしい探究心で描ききっている。また鴎外や漱石のなどの文学者を鍋好き派あるいはひとり鍋派と分けて論じるなど興味深い食物譚になっている。自身の食歴史についても延べていて感じのよい書物。

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