グローバル資本主義を考える (シリーズ・現代経済学 4)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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本棚登録 : 16
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623049257

感想・レビュー・書評

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  • 教科書でした。「考える」という題名の通り、考えてます、って感じかな。

  • 光先生推薦

  • 歴史ベースで淡々と語られる。学習目的ではなく、お楽しみのための読み物という感じです。
    「ほえー知らなかった!」ってことはあんまりないかなあ・・・・なんて、生意気ですけども。だからその分、「でもこれって○○じゃないのかー?」と、こころのなかでひとりごと言いながら考えることができます。そういう意味では、良書です。

    ===以下は個人的に気になったフレーズをメモ===

    *資本主義は大航海時代の三角貿易を例にしてももとからグローバル化する資質があった
    *資本主義は三角貿易で「もっと手触りのいい布がいいなー」なんてニーズにこたえるインドの布地をもってくるなど、欲望を解放する性質ゆえに発展した
    *資本主義は欲望を解放する性質の反面、
    p7社会学者ダニエル・ベル「資本主義の初期段階においては、あきなき経済的衝動はピューリタニズムやプロテスタンテイズムの倫理観によって抑制されていた。こうした倫理観は、大量消費、大量生産や新しい欲求が出現したことで崩壊」
    *資本主義のグローバル化は傾向は、大戦争があると中断される

    格差の章が個人的には気になりました。

著者プロフィール

東京大学名誉教授

「2021年 『日本経済 衰退の構図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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