イギリスに学ぶ商店街再生計画: 「シャッター通り」を変えるためのヒント

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623067190

作品紹介・あらすじ

イギリス地方都市ではなぜ「シャッター通り」がほとんど見られないのか。本書は、日本と同じく島国であり政治制度が類似しているイギリスの都市再生"成功の秘訣"を探り、日本と比較することで、「シャッター通り」化が深刻な日本の新たな商店街再生策を打ち出す。「商店街vs.郊外型の大型店舗」という旧来の構図を打破し、「個性を活かした都市再生」の視点から両者"共存共栄"の道を示す一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/17859

  • サブタイトルに『「シャッター通り」を変えるためのヒント』とあるがね~。

    主に10万人以上の大都市もしくは歴史がある小さな町の商店街のことを書かれてもね。
    そんなの何のヒントにもならんよ。そういうところは、シャッター街にならんし。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425945.html

  • イギリスの例が参考になるような気はしないけど、やはり基本は「買い物を楽しめること」かな。

  • シャッター通りを変えるためのヒント~1946年以降:無秩序な都市の拡散を防ぐ。1960~70年代前半:中心市街地の貧困対策。1979~97年:サッチャー政権下の保守政策。1997~2010年の都市計画:市場重視から地域重視へ。2010年以降の保守党の政策:新自由主義的都市政策の再来。PPG6。TCMの現場を見る。シェフィールド市の場合。イプスウィッチ市の場合。ダートフォード市の場合。ブライトン市の場合。フォークトーン市の場合。シャッター通りにさせないための七つのキーワードはパス!~ボーンマスに行ったのは何年前だろう? あそこも中心街に総合スーパーのミニ版があって,バスで10分のキャッスルポイントに大きなショッピングモールがあって,それでも中心街の商店は面白かった。足立先生はイギリス好きなんでしょうね。これを読み始めると眠くなるんだよね。もう少し眠くならないような工夫をお願いします

  • 要素を拾いながらの読み飛ばしなので、1時間ほどでさっくり読了。イギリスに学ぶところは多かった。

  • 政治体制など日本と条件は類似しているが、中心市街地活性化の成功事例が多いイギリスの都市再生策を具体的事例を盛り込みながら分析し、日本の商店街再生へのヒントを探っている。中心市街地のマーケティング面での専門機関であるタウンセンター・マネジメント制度(TCM)の導入、一定程度の全国チェーン店の存在、街の回遊性の高さ、街並みは古く伝統的なたたずまいを残しつつ、店舗の中身(サービス)は新しくするという「コンバージョン型」の再生策、郊外型大型小売店舗と中心市街地商業施設との差別化・共存、アートを活用したまちづくりなど、確かに学ぶべき点は多かった。ただ、イギリスを賛美しすぎている気もした(本当にそんなにイギリスの中心市街地活性化は成功しているのだろうか)。石造りであろうイギリスの街並みだと、「コンバージョン型」再生策はやりやすいだろうが、木造でそもそも伝統的な街並みが失われている例も多いであろう日本の商店街ではその適用が難しいことが多いのではないかといった疑問も感じた。また。分析が雑だと感じる点(アンケート調査の規模や無作為性、二項ロジット分析結果の解釈等)もあった。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:673.7//A16

  • 朝日新聞(2013/11/10)にて建築家の隈研吾さんが紹介。

  • イギリスの地方都市ではなぜ「シャッター通り」がほとんど見られないのか。本書は、日本と同じく島国であり政治制度が類似しているイギリスの都市再生〈成功の秘訣〉を探り、日本と比較することで、「シャッター通り」化が深刻な日本の新たな商店街再生策を打ち出す。「商店街 vs. 郊外型の大型店舗」という旧来の構図を打開し、「個性を活かした都市再生」の視点から両者〈共存共栄〉の道を示す一冊。
    〔ここがポイント〕
    ○『シャッター通り再生計画』の姉妹編。前著は再生に成功している日本の商店街から手法を学んだが、本書では日本よりもさ らに商店街再生に成功しているイギリスから学ぶ。
    ○「郊外型の大型店舗 vs. 商店街」という二項対立の構図を打開。

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著者プロフィール

和歌山大学経済学部教授

「2022年 『まちづくりの統計学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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