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- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784624720223
作品紹介・あらすじ
伝承や業祖の遺訓を固く信じて生きた堅固な想いのなかにある、『ろくろの木地屋』のこころの真実を見出したい。(本文より)
長野県木曾郡南木曾町漆畑にろくろの木地屋集落がある。良材を求め、家族みんなで山々を移動しながら生活していた木地屋が明治以降に定住した場所。山の民の暮らしぶりや心のありようは、ときにフィルターがかけられた視線にさらされてきた。
前作『崖っぷちの木地屋』でヘギの木地屋村地忠太郎の佇まいを描いた著者が、ろくろの木地屋、小椋榮一の生涯にせまる。
目次
天空の流星群のように
木曾に暮らす
出会い
「ろくろの木地屋」を訪ねて
木工芸術の民
蛇の踊りくだる山々
漆畑の工房にて
南木曾の「ろくろの木地屋」
小椋榮一のしごと1
小椋榮一のしごと2
もてなし
花びら
ふたつの「ふるさと」
根っこ
隣人として
木地屋の美味しいもの
漆畑の木地屋と清内路の山ノ神
「るる」と歌えば
感想・レビュー・書評
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『崖っぷちの木地屋』の続編。それにしても、著者の松本さん、面白い方です。
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木地師はかつて、平安時代の惟喬親王の認可状を持って、全国の山地を転々としながら、木の器を作っていたという。
現代の木曽の木地屋を中心に、情緒豊かにその足跡を辿る本。
急速に昔の文化が失われていく今、貴重な記録だと思う。
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