ヘテロトピアの思考 (ポイエーシス叢書 33)

著者 :
  • 未来社
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624932336

作品紹介・あらすじ

ユートピアのような非在の場所ではなく、実在の場所でありながら他のすべての実在の場所に異議を唱える反場所、ヘテロトピア。現代世界における境界知識人、E・サイードをめぐる表題論考を端緒に三木清とヘーゲルにおける「関係と超越」、国家総動員体制の思想的根拠、さらには、映画『ショアー』が提起する歴史の「記憶」と「証言」の問題まで、ヘテロトピア的立場から近代知を批判し言説の異他なる反場所を模索する人文諸科学への最新メッセージ。

著者プロフィール

1941年生まれ、東京外国語大学名誉教授。専門は学問論・思想史。
主な著訳書
『歴史家と母たち——カルロ・ギンズブルグ論』(未來社)、『歴史的理性の批判のために』(岩波書店)、『回想の1960年代』(ぷねうま舎)、『ヴィーコ論集成』(みすず書房)、『ヘテロトピアからのまなざし』(未來社)など。翻訳は、ヴィーコ『学問の方法』(佐々木力と共訳、岩波書店)、『イタリア人の太古の知恵』(法政大学出版局)、『自伝』(平凡社)、『新しい学』1744年版(中央公論新社)のほか、アガンベン『身体の使用』(みすず書房)、グラムシ『革命論集』(講談社)、ホワイト『歴史の喩法』(作品社)、ギンズブルグ『ミクロストリアと世界史』(みすず書房)など多数。

「2018年 『新しい学の諸原理[1725年版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上村忠男の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×