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- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784625684500
作品紹介・あらすじ
紅葉坂、十七が坂、幽霊坂、紀尾井坂、饂飩坂、鼠坂など、その数700とも1000とも言われる東京の坂道。その多くは江戸時代に名前がつけられ、それぞれに由来や物語があります。昔ながらの地名が消えていく今日、江戸を偲ばせる名を残す坂道を、歩いて巡って楽しむ、"見て歩き"ガイド本。巻末に、約400の坂を由来別に構成した「坂名」索引付き。
感想・レビュー・書評
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2013年6月7日読了。江戸時代より(地形的には、もっと以前から)東京都内に点在する多くの有名・無名の坂の地図・いわれ・エピソードを紹介した本。ジョギングやサイクリングにはまるようになってから東京の「坂」の存在については意識するようになったが、自分の関心分野にフィットしていて興味深く読めた。もともと起伏の多かった江戸は、中心の平坦な場所に皇居を置き、あとは多くの山・谷を活かして坂を作りくみ上げられた街だったのだ、ということが分かり面白い。江戸時代では千代田区やあたりを中心として武家・商人の町が広がっており、目黒・恵比寿あたりが田園地帯、世田谷などは単なる森や沼地であったことが、取り上げられている坂の数でも分かる。見知った大通りでも、一本脇に入るとエピソードに満ちた急峻な坂があったりして、東京は面白いね。
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